山内惠介特別公演
場所 新歌舞伎座
日時 平成30年2月23日(金) 千秋楽
開演 一部 11:30~13:05(幕間35分)
二部 13:40~15:30(終了は10分弱押)
観覧場所 1階やや前列、中央
第二部「山内惠介オンステージ」
セットリスト
第一章 オリジナル(パターンC)・・・衣裳は白、ピンクの2パターン
①スポットライト
②冬枯れのヴィオラ
③涙くれないか
④釧路空港
⑤流転の波止場
【註】昼夜別構成で②③④が変わりました
パターンA ②霧情③君の酒④釧路空港
(17日昼の部までは、釧路空港ではなく、二十歳の酒)
パターンB(北海道の曲) ②船酒場③夕張川から④釧路空港
パターンC (銀幕歌謡) ②冬枯れのヴィオラ③涙くれないか④釧路空港
第二章 新御三家・・・衣裳は金色スーツで、胸に緑のライン、途中から緑のマントあり
①よろしく哀愁
②青いリンゴ
③ブーメランストリート
④お嫁サンバ
⑤哀愁のカサブランカ
⑥私鉄沿線
⑦ヤングマン
第三章 和の世界・・・衣裳は、緑ハデ系と、やや淡い友禅系の2パターン
①奥飛騨慕情
②長良川艶歌
③恋の手本
第四章 オリジナル・・・衣裳は昨年の紅白の白の衣装
①愛が信じられないなら
②恋する街角
③夢見る恋人たち
④風連湖
⑤流氷鳴き
⑥さらせ冬の嵐
千秋楽のみアンコール
①なごり雪
②ただひとつの花
第一章
幕が上がると、右側と左側にバンドさんが2段(惠介バンド11名)
中央に大きな階段が15段くらい。最上部は、舞台袖から袖まで歩けます。
その、最上段の中央に惠ちゃん大きく手を広げご登場。
スポットライトを歌唱後、客席に駆け込む仕草(爆笑)。
昼夜別構成の曲、千秋楽はパターンC。
流転の波止場 で、ラスト最上段へ。
大きなスクリーンが段の真ん中に降りてきて、バックミュージックは惠ちゃん
歌唱の「なごり雪」昨年の、新曲発表会イベント等の出来事が映し出されています。
第二章
スクリーンがあがると、惠ちゃん最上段に登場。
ピカピカ衣裳で、マントをなびかせながら。
ブーメランストリートでは舞台を駆けずり回って汗だく。
お嫁サンバ、はフリフリもマントで見えません。
このマント、惠ちゃんの要望で追加されたようです。
哀愁のカサブランカ、中段あたりから肩を揺らし、モデルウオークしながら舞台へ。
カッコ可愛くも、笑えます。
私鉄沿線は、今回特に、迫真の歌唱に魂奪われました。
そんな、感動冷めやらぬ中、暑いので脱いでいいですかと尋ね、脱ぐと、あれ
。
ヤングマンの衣装ですが、何かに似ている・・・。
惠ちゃん「え~、くいだおれ太郎?」のお話に、場内大爆笑![]()
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。
確かに、似ています(笑)。
ヤングマンでは、惠ちゃん、立てる方は立ってと言われ(千秋楽のみ)、全員で
立ってYMCAを手振りしました。
舞台中央のセリでラスト、YMCAをしながら「以上、くいだおれ太郎でした」と言いながら
太郎ちゃんは降りて行きました(笑)。
ヤングマンの演奏が終わると、静寂を破るように、篠笛の音が。
花道奥からゆっくりと舞台まで、そして上手へ。
その間、舞台上では、バンドメンバーを隠すように、大きな木の生け垣のようなものが
左右に現れ、まさしく和の世界。
惠ちゃんのナレーションが始まりました、
日本には、様々なお祭りがあり、勇壮なものもあれば、風の盆や郡上踊り~。
ナレーションが終わると、階段最上段、上手から、男女が頭に白い手ぬぐいを垂らし
少し寂し気な盆踊りのような踊りを、下手袖まで一列に通り過ぎました。
照明も薄明りで、篠笛の音が、哀愁を帯び、とても幻想的な空間でした。
第三章
篠笛が一声、高らかに鳴り響き、一瞬の静寂の中、バンドの演奏が始まり、
花道スッポンから惠ちゃん登場、色っぽいです
花道でしばらく奥飛騨慕情を歌われ、舞台中央へ。
長良川艶歌の前奏が流れると、階段を上り、中央当たりで歌唱。
階段には、一段一段、両端に提灯のようなあかりがともり、本当に和の世界でした。
この、和の世界の惠ちゃん、国宝級です
。
下手で、長谷川かずきさんと朝倉一さんが踊りで華を添えられました。
2コーラスあたりで惠ちゃん階段を降り、長谷川かずきさんと、踊りで絡まれました。
歌いながらなので、さらに色気があり、余計に情感が伝わりました。
MCでは、岐阜の曲を2曲選びました、長良川艶歌が歌いたかっただけですが・・・と(笑)。
その、五木さんが褒めていただいた、曽根崎心中の劇中歌。
恋の手本、ちょっと苦しい恋のお話しですが、今回とても華やかに感じました。
歌唱後、篠笛奏者の佃康史さんが、上手袖から、さっそうと登場。
日を追うごとに、大股で勢いが出てきたみたいです(笑)。
二人の共通点は、背が高いこと、血液型がO型、干支が同じ。
そして、佃さんに舞台を託して、惠ちゃん下手袖へ。
この時、佃さんのように、だんだん大股になって、最後袖に入るとき、左横を向いて
ニカッと。お茶目な惠ちゃんでした
。
舞台を託された佃さんは篠笛のお話を。
横笛とも言い、篠竹でできているとの事。
今日は、茶色でしたが、緑色のもありました。
緑は、漆をぬっているそうです。
そして、惠ちゃんの曲、風連湖、君の酒を日替わりで、吹いてくださいました。
曲名は、知らされないですが、ファンは篠笛に合わせて歌いました。
やがて、階段中央スクリーンが降り、バンドさんを隠していた生け垣が取り払われました。
黒子さんが押しているようですが、重そうなのに、滑車がついているようで、スムーズでした。
スクリーンには、ニュージーランドの映像や、昨年の紅白決定の様子等が映し出され
ました。
第四章
舞台中央から、せりあがって、愛が信じられないなら、を歌唱。
MCでは、左手のフリンジの生地はシャネルとの事。
紅白出場に感謝の言葉が、何度も。
その後は、惠ちゃんコールの曲で、会場盛り上がり、北海道の曲へと。
御礼のご挨拶があり、新曲のご紹介後、上手袖に。
新曲のイントロが流れる中、銀色のコートを着て、上手袖から登場。
ラストは、階段上段の立ち姿で、幕。
本来はここで、終るのですが、千秋楽は、役者さんも全員舞台に上がり、みなさん一言
ずつ。
清水佐紀さんは、時代劇初めてとの事で、台詞回し難しいのに、お上手で、ビックリしました。
青山さんは、私服のスーツお洒落で、滅茶苦茶ダンディーでした。
演歌の貴公子だけでなく、若さま貴公子を期待されてるとの事でした(笑)。
全員(会場も)で、「なごり雪」を歌いました。
役者さんたちが、舞台袖にはけ、惠ちゃん一人。
最初、アカペラで始まり、バンドさんが音を乗せて、全員で、ただひとつの花、を。
惠ちゃん、幕が閉まるまで、ずっと手を振られていました。
幕が閉まり、席を立とうとしたら、白の紙吹雪(新曲用)にまじり、千秋楽は白、銀、桃色と華やか。
舞台が終わってしまった寂しさを忘れさす心配り、とても嬉しく感じました
。
