今年もまた岡山のサマーディナーショーに参加できましたが、先日、セットリスト
を書いていて、昨年は初参加のせいか、セットリストを書いていないことに
気づきました。
その時の印象を少し書いておくだけで、後で見た時思い出が鮮やかに
蘇るのに、残念です。
昨年の岡山のサマーディナーショー、一年経って思い出す曲・光景は、昨年の夏「惠音楽会」で歌われた
「黒い鷲」でした。
惠音楽会CDアルバムの中の一曲。お初で最後。
もう、二度と聞く機会はないかも知れません。
CDで聴くたびに、その時の情景が蘇ります。
惠ちゃんは、椅子に座られ、少年のころの思い出をポツリポツリと。。
夏、草の香り、空が暗くなり激しい雨が降った後、水たまりができ・・・。
それは、惠ちゃんの実話なのか、想像の世界のお話なのか、境界
があいまいなところが、またミステリアスでした。
ちょうど、夏の終わりのディナーショーというシチュエーションと、
シャンパンで軽く酔っていたせいもあり、よけいに幻想的でした。
穏やかな声の朗読に続き、ちょっと、アコースティックな感じで曲が始まり、
話しかけるような出だしから、徐々に盛り上がってゆきました。
鷲が飛ぶのを表現するかのように腕を大きく広げられて。
そして、その瞳から強い光を放ち、まるで黒い鷹のように、手をバタバタと。
私は、おとぎの世界に迷い込んだ子供の様に、怯えそうになりました。
その時の様子が、今も強くはっきりと蘇ります。
惠ちゃんの世界観、ピュアな感受性が素晴らしいなとその時感じました。
やはり、視覚的な要素は、脳裏により焼き付くようです。
この曲の後、「琵琶湖周航の歌」を歌われましたが、穏やかな印象が少し残っています。
この、「琵琶湖周航の歌」に関しては、今年の3月15日札幌で行われた
「惠音楽会Special Ⅱ」での最後の、アカペラで歌われながら、徐々にマイクを
遠ざけられた姿が、目に焼き付いて離れません。
時と場所によって、同じ曲でも、印象が随分異なりますが、視覚的に意外性の要素が強いほど、脳裏に焼き付くようです❗。
(その時の私のブログより)
なんと、アカペラの箇所で、マイクを段々と遠ざけ、最後は生声でした。
オペラ歌手のような声量で、その時会場のちょうど真ん中でしたが、良く聞こえました。
本当に、ブラボーでした。
昨年東京、サマーディナーショーのセットリスト(岡山は詳細不明、⑥⑦あり)
①流転の波止場②スポットライト③惠介のいいじゃないか
④片恋流れ星⑤好きですきでたまらない⑥黒い鷲
⑦琵琶湖周航の歌⑧夢見る恋人たち⑨恋する街角
⑩恋の手本⑪釧路空港⑫風蓮湖⑬冬枯れのヴィオラ
アンコール
①星あかりの夜②流転の波止場