三波春夫 没後15年特別企画

「山内惠介、市川由紀乃、三山ひろし スペシャルコンサート」

平成28年11月25日(金)大阪新歌舞伎座  開演:午前11時30分


紅白出場発表の翌日なので、幕が開くと「おめでとうコール」の嵐かな?と思っ

ていました。

しかし、第一部は三波春夫さんの長編歌謡浪曲絵巻 で静かなナレーション

から始まります。

なので、お客様も様子見状態で、物語は進んで行きました。


惠ちゃんは一曲目を歌われますが、そのはかま姿の凛々しい事。

風を切るような美しい所作から生み出される珠玉の歌の調べ。

時には、激しく、またある時には、情の深さを、見事なばかりに演じられました。

江戸の粋とは、こういうことだと言わんばかりに・・・。

昨日の今日でお疲れではと思いましたが、充実されているように見えました。


三山さんは、悪役や、女役が一段とうまくなられて、笑いをとられていました。

三山さんと一曲をパートわけして歌われる時、三山さん歌唱時は惠ちゃん後ろ姿。

袴の後ウエストの水平部分に雪に見立てた紙吹雪が2~3枚、紙吹雪になりたい

と思いました(笑)。


市川由紀乃さんも、紅白出場で、さらに、歌唱に重みが加わったように思いました。

演奏も、前回10/28(神戸)より間がよく、惠ちゃんが、前へ前へ進みやすそうでした。

(生意気ですいません)。


さて、休憩はさみ

第二部 トリプルオンステージ

3人が出てこられて、まず惠ちゃんが、市川由紀乃さんの紅白出場のお話しをされ、

お客様にマイクを向けられ「おめでと~」と全員で言えました。

由紀乃さんは、感極まって、涙がこぼれ、後ろをむかれました。

そして、惠ちゃんは赤の花束、三山さんは白の花束をわたされました。

三山さん渡される時、もらい泣きされてました。

惠ちゃんは、そこはバシッとして、進行されてました。男前でしたよ。


トリプルのラストは惠ちゃん。

出てこられたら、「おめでと~」の声が沢山あがっていました。

私も「おめでと~」と大きな声で言いましたよ、本当に嬉しかったですから。

お客様は、前の方、ペンライトもさほど多くなく、歌舞伎座独自のファンが多いように

思いました。

なので、「惠ちゃんコール」大丈夫かな?と思ってたのですが、コールはものすごく大

きくて、あれ?と思いました。

隠れ惠ちゃんファンさん多いのかしら?新歌舞伎座は。


最後は三人で三波春夫さんの曲を歌われました。

前回よりも、中身がぎゅっとつまり、演技も進行もこなれてきた印象をうけました。

そして、惠ちゃん、歌謡浪曲、改めて、上手いなあ~と感嘆しました。

惠ちゃんの声は七色の玉をコロコロころがすように、自由自在に操っているかのようで

その玉のぶつかる角度で発せられる音も変わり、時に迫力があり、時になまめかしく

時に繊細で・・・。


以上、舞台部分でした。


あとに続く