数日前、私の5/31のブログに、「いいね」を押してくださった方のブログを訪問すると、スージー・クーパーのコレクターさんでした。
ものすごい数のスージーに圧倒され、癒されました。
やはり、同じ趣味の方がいらっしゃると大変うれしいものです。
で、私も自分のスージーをお披露目しようと思いました。
私がスージーに出会ったのが、20年ほど前です。
ロンドンの骨董市で買ったのはドレスデンスプレイの緑のトリオでした。
でも、今日は、パトリシアローズのピンクから。
スージー・クーパーとは:イギリスの陶器デザイナー(1902~1995)
グレイ社で、陶器のデザイナーとして大成功をおさめるも、デザインだけに飽き足らず、自分のデザインした機能的な陶器を求め、周囲の意見にも耳を貸さず、恩人のもとをさりました。
自分の製作所を作りますが、1929年の世界大恐慌もあり、すんなりとは行きませんでした。
大不況のさなか自分の陶器デザインを世界に売り込もうとするのは、絶対的な情熱と自信があったからです。彼女の口癖「できないという言葉はないのよ、その言葉をいう前に試みるのよ」
スージーの商品は、価格的には中産階級を対象にしていましたが、「手書き」を第一条件にしていました。
ロイヤルファミリーにも好まれ、王冠をかけた恋で有名な「エドワード8世」が1930年代に登場した、「ドレスデンスプレー」のディナーセットを恋人に贈って火がつきました。
1938年、スージーは建築家と結婚します。
幸せの絶頂期に、英国の国花のバラをあしらった、パトリシアローズというシリーズを発表しました。
1939年、第二次世界大戦が始まり、仕事ができなくなり、また工場も原因不明の出火で焼け落ちました。1943年41歳で長男出産。
そして、「できないことはない」その言葉どおり、終戦後工場を再建し、50年代にはボーンチャイナの製造もし、精力的に仕事をこなします。
その淡い色調とは正反対の、人間としての強い意志と行動力にも惹かれます。
晩年は、好きな絵をかいて過ごしたとの事。
英国の「ヴィクトリア&アルバート博物館」にはスージーのコーナーがありました。
見たことがない絵柄もたくさんあり、機会があれば、ご覧になることをお勧めします。
でも、スージーは日常使いのための食器を願って、作り続けたので、日々の暮らしの中で使うのが、スージーの意思だと思いますが・・・。
でも、私は、ボーンチャイナは使用しますが、貫入が怖くて、他は飾るだけです。
スージーのバイブル本 ↓
コーヒーポット ;1 ティーカップ&ソーサー+ケーキ皿;;2 デミタスカップ&ソーサー:2
シュガーボウル1 ミルクジャグ;1
パトリシアローズ全体像 (上記を含む)
ディナープレート;4 三日月皿;1 ランチプレート ;1 ボウル;2 スージーのフィギュア:1
*レースはアンティークレースです。