いつ頃だろうな…

主人が宇宙人だって気がついたのは。

いつ頃だろうな…

私は魔女になりたいんだって気がついたのは。


あ〜、今年もまた、同じように時が過ぎていくんだって思ったら、なんだか「宇宙人と魔女見習いが同居する」というカオスな日常を、どこかに語りたくなった。


主人は、かなり旧式の宇宙人だ。

地球に潜入するなら、もう少し人間らしい情緒を模倣できるようにしてくるべきだったのに…

彼には、人の気持ちを推しはかるという機能がついていない。

一緒に生活するにおいて、これがかなり面倒な事になっている…ってことさえ気がつかない。

全く、困ったもんだ。


主人が、同じ人間だと思っていた頃は、腹が立ったりしたけれど…宇宙人なら仕方がない。最近は、腹も立たなくなった。


ただ、宇宙人と暮らすと、びっくりするほど変な事に遭遇するので…お披露目していこうと思う。


もしかしたら、以前の私のように、実は宇宙人である御自身のパートナーの言動に苛立ち、傷ついている方がいるかもしれないので、これを目にして「そうか、宇宙人だったのか」と納得できれば、生きるのが楽になると思う。


この後、ぽつり、ぽつり…と、主人のかつての言動を1回ずつお披露目していきたいと思う。