試写会を見に行ってきました。
8月11日公開予定の《TANG》です。

二宮和也主演なので、初めから期待はマックスでした。
時間になると、スクリーンに大きな幕が降りてくる感じで、その中の司会者が話し始めました。

そうそう、確か舞台挨拶を都内の某所でしていて、それを全国の映画館で、同時生配信をするみたいな事が書いてありました。

舞台挨拶って、公開初日にするものだと思っていましたし、まさかそれを生配信するなんて思ってもみませんでした。

そこには、主演の二宮和也以下、妻役の満島ひかり、姉役の市川実日子、小手伸也、武田鉄矢、SixTONESの京本大我、かまいたちの二人、それに監督等がずらりと並んでいました。

舞台挨拶なんて、こんな田舎に住んでいたら見る機会もなく、どんなんだろうと興味深く見ました。

と言っても、映画が始まる前の10分程度のものだと思っていました。
ところが、一人ひとりの挨拶から、司会者の質問に答えたり、最後にはそれぞれの大切にしているものをボードに書いて話したりして、約40分間も『舞台挨拶』はあったのです。

一つの番組を見たくらいのボリュームがありました😁
そしていよいよ、映画は始まりました。

研修医だった主役は、あることから挫折しニートになり、家にこもってダラダラとした生活を送っていました。

その妻は優秀な弁護士で、仕事も家事も全て妻の肩にのしかかる日々でした。

そんなある日、庭に不思議なロボット《TANG》が現れるのです。
ロボットは記憶をなくしており、折しも妻の夫への不満は頂点に達していて、夫は家を追い出されます。

ロボットには、世界を変える秘密が隠されていて、夫はある目的の為にロボットと大冒険の旅に出かけます。

そこで見つけた《人生の宝物》とは?!
ロボットの動きはCGなので、撮影時には変なタイツを履いた助監督相手に芝居をしたそうです。

それが何とまあ、いかにもそこにロボットがいるかのように、二宮とロボットのホンワカとした交流を感じ、【二宮って、本当に上手い役者だなぁ】と思いました。

以前から、テレビドラマで見ていた時から、芝居じみていない自然な演技をする人だなぁと、歌手としてより俳優としての二宮が好きでした。

ダメ夫としての妻との会話など、どこにでもいる夫婦の会話のように自然で、それでいて計算されていて、その絶妙さが何とも言えない魅力です。

撮影は、どこかの空き工場ででもしたのかと思うくらい小規模でした。
が、二宮とロボットの心の交流を描くのに、《壮大なスペクトル》みたいなものはかえって余計だなと思いました。

そしてエンディングは、私の好きな超ハッピーエンドでした。
ホンワカほのぼのとしていて、この映画おすすめです。

宜しかったら、劇場でご覧下さいませ💞
(タダで見てすみません😅)