お義父さんの葬儀から3日後、夫さんから

「明日の夜、会いに行ってもいいですか」

と連絡があった。

まだ理解できないとしても息子の前で話したい内容ではないので、息子が寝付いてから来てもらうことにした。


息子を寝かしつけ、簡単に身支度を整えて、夫さんに連絡を入れる。
すっぴんパジャマで会いたくはなかった。

ガチャリと鍵の音がして夫さんがドアを開けるが、玄関から上がってこない。

夫「入ってもいい…?」

私「どうぞ…」

二人分のお茶を入れて、テーブルを挟んで向かい側に座るように促す。
夫さんは黙ったままだけど、私の方から口を開くつもりは無かった。

夫「あの…本当にごめん…。正直、あなたが動画見たって分かった時も、全然深刻に考えてなくて…。謝れば、許してもらえるだろって…。でも、〇〇駅で会った時のあなたを見たら、すごく怖くなって….。」

私「…」

夫さんがだんだん泣き声になっていく。

夫「こんなに傷つけてたんだって…。『帰りたい』って言われて、もう、俺が近くにいるだけであなたは辛いんだって思って…。」

私「…」

夫「もしもう一度チャンスをもらえるなら、何でもする。土下座でも、どれだけ殴ってもらっても…」

私「別に殴りたくないよ…。土下座もやめてね。何の意味もないから。」

夫「そう….だよね…。一緒にいさせて貰えるなら、何だってするし、一生かけて償いたいけど、そんなの俺の身勝手だよね…。全てあなたの決めた通りにする…。本当にごめん…。」