マイミクkiyoさんからの紹介文を読んで自分の演劇歴について考えていると
自分の最後の主催舞台のことにたどり着いた。
もう3年も前になる。
2002年5月4日、19歳最後の日、高校の1つ上の先輩の結婚式二次会に呼ばれ、気付けば同窓会的なことになっていた。
「今度舞台しようと思ってる」自分の代の部長に話を持ちかけた。
まだぼんやりした感じだった。
その年の夏休み、高校は別だったけど親友と呼べるくらい仲がよかったが
恋愛絡みのゴタゴタで仲違いしてしまった男が舞台をすると聞いて、自分も勢いで話を具体的にした。
親友の団体に参加する予定だった当時自分が付き合っていた人を引き抜いたり(厳密には向こうが参加希望したのだが)
部長に部長の友人を呼んでもらったりして役者は4人の舞台に決まった。
メンバーが福井在住2人・愛知1人・大阪1人だったのでレンタルCGIでBBSを借り、相談はそこでした。
その公演は自分がやりたいことを詰め込んだ公演だった。
ドラマのシナリオを書いているとき、たまにキャラクターの心情をモノローグで言わせるような
詩的な台詞を書きたくなるのだが、ドラマでは許されない。
その公演ではラストで1人1人がモノローグを言い、最後に全員が同じ台詞を一斉に言うという演劇演劇したことをした。
今思うとストーリーも台詞も無茶苦茶で笑いに逃げた芝居だったが、打ち上げでたくさんその公演の話題が出ていた。
だからその公演は成功だったのだろう。
ここまで考えたら、舞台をしたいと感情が久々に沸き上がった。
本当にファイナルって銘打った公演がちょっとしたい。
でも、誰と?って問題がある。さすがに1人芝居をする勇気はない。
最後に、その公演のパンフに載せた主宰(自分)のあいさつ文を載せておきます。
『はじめましての方ははじめまして。そうでない方はこんばんは。
(中略)
私たちはアマチュアです
ときどき、「金取ってるんだからプロと一緒」とかいう話を耳にします。
馬鹿言っちゃあいけません。
アマチュアとプロを一緒にしたらプロに失礼ってもんです。
アマチュアである自分は、自分たちが楽しむためにお芝居をしようと思うのです。
自分がただ楽しみたいからお芝居がしたいのです。
有名になるとか生活とか文化振興とかじゃなくて、自己満足のためにお芝居がしたいのです。
ですから、今回は自己満足のためにお芝居をするつもりです。
ですが、お芝居に関しての最大級の満足は終演時のお客さんの拍手、上演後やアンケートで褒められることだと思っています。
そのために頑張りたいと思います。
そういう芝居作りをしてきたつもりです。』