代官山UNITに着くと、「整理番号○番~×番まではここに並ぶ」みたいに書いてある。
ざっとキャパ600ってところだろうか。
並んでいる顔ぶれを見る……男が、いないぜ?
なぜチケットを買ったときに気づかなかったんだろうか。
前バンドWaiveの時点で95%くらい女の子だったんだから、ソロになるともっと減るだろうに。
男だらけは嫌なんだが、ここまで少ないとどうしたものか。
ちなみに整理番号は42番。
前に並んでいる人をちょっと見る。
やっぱり女の子だらけ。
初(ワンマンは)の男1般客か……。
ま、いっかw
開場したらさっさと入って2列目のセンターに陣取る。
早く入ったので、延々と開演を待つ。
周囲は当然女の子だらけ。ふと後ろを見ると、数人男がいるようだ。
600人中の1%(6人)はいるだろうけど……2%っつか、2桁の男がいるか怪しいもんだわ。
開演予定の19時になっても何も起きない。
10分位したら、客電が落ちる。
いよいよか!ということでお客さんが殺到する。
私も結構押される。だがこれがライブだ、いくらでもかかってこい!
……かかってこない。
客電が落ちても何も起きない。
しばらくしたらまた客電が点く。
初ワンマンなのにハプニング多すぎw
さらに 20 分 経 過 。
再び客電が落ちる。
幕(映像用にかかってあった)が開くと既にメンバーが配置についていた。
同時にインスト曲を演奏する。
このライブのメインである杉本善徳は客席に背中を向け、顔を見せないようにして立っている。
中心には人1人隠せるような幕が1枚ぶら下がっている。
「あれ?髪切ったか?」
ちょっと違和感があったが、気にせずに見ていた。
1曲目のインスト曲が終わったら、そそくさと引っ込む杉本氏。
?が頭の中でうずまく。
するとステージ中心にあった幕が落ち、その後ろから杉本善徳(本物)登場。
さっきのは偽者でした。面白い演出。
シングル1枚(4曲入り)しか出してないので
未発表曲をやったり前バンドの曲をやったり前々バンドの曲をやったり、他の人に提供した曲をやったり。
やはり前バンド(Waive)の曲は盛り上がる。
Waiveのボーカルは異常にキーが高いので、杉本氏が歌えるWaiveの曲は少なく
必然的にドミソファイター・ネガポジ・ガーリッシュマインドといった暴れ曲ばかりになる。
CDすら発売してない時にライブチケットを発売してソールドアウトだったらしいが
明らかにWaiveを継ぐものだからこれだけ集まるんだろうと感じた。
実に楽しかった。
以下は個人的感想。
何故にこの人に惹かれるのか、この人と自分を重ね合わせるのか、そんなことを考えていた。
どうやら私は、この人の“すべてをわかった上でもがいてる感”が好きなようだ。
カラオケでよくある、高い歌を歌いすぎて声が出なくなるって現象が起こってたみたいだし
ぶっちゃけ歌は下手なんだろう。
でも、必死でもがいている。
自分の出来ること・やるべきことを必死でしている。
年末年始に歌詞だけ見て、ある種のトラウマになった曲も聴けたし
しばらくはこの人についていってみたい。