テラモトのブログ

テラモトのブログ

HipHopバンド「Improve」のギターとして活動中

Amebaでブログを始めよう!
ここまでアルバム「Life Log.」の

独断と偏見による

解説を行って参りましたが

今回が最終回です。




■One For All




Life Logというトラックが終着点とするならば

One For Allは始まり。

このトラックを創っていたころは

Improveとしてのリリース予定などはなく

SAL君とsaetsu氏をバンドに迎えて

Liveなどは行っていたのですが

「この7人で鳴らすべき音楽」

その方向性については

まだ視界が開けていない状況。

そんな時

また例の「布施セッション」での録音データを

受け取りました。


まだラフな状態で手直しは必要でしたが

何か

今までよりもたくさんの人に受け入れてもらえる

トラックになるような

そんな要素を

当時、私だけではなく皆が感じていたような

気がしています。


これは持論なのですが

「最高のデモが最高の本チャンを生む」

このトラックのデモ創りには

相当の気合で

臨んだのを

覚えています。→soundcloud


MIYAKE氏がみずから

ドラムをプログラミングし

私はHONDA氏のベースと

saetsu氏のピアノをサンプリング。

自分のギターパートを追加して

デモを創りましたが

DJMASSのスクラッチと

2MCの歌も

その後すぐに

できあがってきて

見つけた

「この7人で鳴らすべき音楽」

でした。


ジャンルでなく

ファッションでもなく

スタイルでもない

伝えたい雰囲気を

伝わりやすい言葉と

伝わりやすい音にできた

始まりのトラック。


だって

SALTHESOULの

言葉には

誰にでもあるはずの

感情があるでしょ!

KN-SUNの

言葉を

無視できないでしょ!

DJMASSのスクラッチには

わくわくするでしょ!

楽器隊の演奏は

「歌って」いるでしょ!


そゆこと・・・

だから

始まりのトラック・・・

アルバム制作全体に

つながっていったのでした。



■Freedom Rider DADAKAKA ver.



このトラックは

DADAKAKAのプロデュース

制作について

私が書ける事は

少ないのですが

私このトラック

とても好きです。

ちょっとチープな

キーボードの音色

間違いない

ドラムの音色

そして

DADAKAKA竹内君の

凄みすらを感じさせる

プロデュースとギターワーク。

アルバムの最後のトラックとして

いい雰囲気になっております。

何よりも

Improveの同曲とは

同じリリック内容なのですが

何か少し違った景色が見えるから

おもしろいです。

少しだけ足取りが

軽い感じ???


素敵なトラック

DADAKAKAに感謝。



補足?

蛇足?

実はね

私がギターを演奏したバージョンが

存在します。

マボロシです。



■総括



ほんの出来心で

書き始めたのですが

私自身は

楽しんで書けました。

読んでくれた皆様

感謝します。

これをきっかけに

アルバム「Life Log.」を

お持ちの方に

改めて聴きなおしてもらったり

まだ未聴の方々が

「Life Log.」を聴くきっかけ

になれば幸いです。

よろしくお願いします。

→「Life Log.」i-Tunes

→「Life Log.」amazon

テラモトのブログ
どーも

テラモトです。

少し時間をいただきましたが

またまた「Life Log.」解説5回目

そろそろアルバムもピークに向かっていきます。


■Freedom Rider

このトラックはもちろん

T.A.M.M.Iさんありき

確か

私のデモ2曲の中から選んでいただきました。(もう1曲はアルバム未収録)

少ない選択肢でしたね。

もれなく

こちらが選ばれました。

というよりこのトラックは

今までのImproveとは少し違ったトラックだったので

歌のない状態が長かった・・・

だからこれもまた救われたトラック。



初めてT.A.M.M.Iさんを含めてスタジオに

入ったとき

これまた今までとは少し違ったT.A.M.M.Iさんの歌の趣で

T.A.M.M.IやImproveを知っている人

からすれば少し予想外に

感じるのだろうなと感じたので

それって

おもろいかもって

思ったのです。


ImproveはM.I.Pというイベントを定期的に行っていますが

そのコンセプトは

自分たちの感覚で

かっこいいと思えるブラックミュージックを

提案していく事。

極論

それは黒人の鳴らした音楽でなくともいいんだと

私は思っております。

このトラックは自分なりに

M.I.Pで培った感覚と

これまで愛してきた音楽が生んだ

産物でした。


だからいろんな要素をたくさん詰め込んだし

ポップもドラマも盛り込んだつもりです。

T.A.M.M.Iさんの歌うキーは

少し高いですが

そういう緊張感が

必要な気がしたので

そのままにしてもらいました。

ごめんね。

ちなみに

T.A.M.M.Iさんには

アルバムのジャケや

夜を走るpt2の

コーラスでも

参加してもらいました。

それ以外にも

毎度毎度

お世話してもらって

この場を借りて

感謝申しあげます。

ありがとね!



デモとはかなり変わりました→soundcloud

T.A.M.M.Iさんの歌はもちろんの事

コーラスパートや

saetsu氏のストリングス

それらがいい仕事をしていて

ちょっとゴージャスな仕上がりです。

ミックス時には

他のトラックとの構造の違いがあって

バランスをとるのが難しい気がしたのですが

今後は

こういう構造のトラックをもっと増やしていければいいのかなと

個人的には思っております。



歌のテーマも普遍的

その中でも

KN-SUNのこのトラックでの歌は

大好きです。

私もまた

Improveとして

ギターを持った時は

「最高にFreedom」

何よりです。

でもそれは

Improveだからなのだとも

改めて思うのです・・・

サンキュー!



■Life Log

アルバムタイトル曲

でも始めはそんなトラックになるとは

思わなかったのです。

確かホンダ氏のベースとMIYAKE氏のドラム

だけがあって

まあまあな感じだったんです。

でも

スタジオでなんとなくセッションしていた時に

MIYAKE氏が4つ打ちキックっぽいビートに変更

saetsu氏がオルガンを

鳴らし始めたとき

世界が変わったのを覚えております。

その世界に沿っていけば

私のギターのパートなんぞ

何を弾いてもいいのだろうなって

思いました。

このトラックは

2つの和音をループさせるだけの

至極単純な

構造ですが

その2つ目の暗い(マイナー)和音を

どうやって少し明るめに響かせるか

それだけを考えていれば

良かったです。

答えは

U2風の

味付けでした。

わかる??


録音は

事前にメンバー全員でアレンジを詰める時間が

なかったので

それぞれが打ち合わせ無しで

行ったのですが

2MCの歌も

楽器隊の演奏も

ピントがあっていて

まさに何かに「導かれる」ように

トラックは完成していったと思います。

ケミストリー!


ただひとつ

私はこのトラックを7分とか8分とか

そういう長さの

大作にしてやろうかという

アイデアというか

悪巧みが

あったのですが

それは

一発却下でした・・・


もちろん

それは正しい選択でしたね。

悪ノリごめんやす。



これはきっと

Improveのメンバーそれぞれが

日常を

どのように生き

またそれをImproveの音楽に

どうやって還元していくのか

それを

宣言するトラックになったのだと思います。

私は

KN-SUNとSALTHESOULの言葉に

共感をしますし

むしろ

私の中にある想いをも

歌っているのです。

それがなんだか嬉しい。


このトラックを聴いて

感じたものを胸に

Improveの演奏なんぞ

拝見していただければ

また幸いかと

思います。

まさにそういうトラック。


また何やら

このトラックのビデオも

製作されるのかな???

その時はまた

楽しんでもらえればと

思います。

よろしゅう!


今日はこのへんで・・・







































本日も「Life Log.」解説4回目書きます。

先日まで「Life Log.」の配信はi-tunesのみだと思っていたのですが

amazonでもいいみたいです。

知らなかったよ・・・・

なのでそちらもよろしくどうぞ!


■Flower Song



このトラックも私のデモから→soundcloud

私のデモ段階では「花泥棒」というトラック名を

つけていました。

始まりはこのインスト





花泥棒は咎められない。

なぜならあまりにも美しい花を見た時に

思わず枝を折って盗んでしまっても

それは純粋に花を愛でる気持ちであり

風流心の表れでもあるから・・


そんな意味の和歌があることを

知っていました。

なによりも「花泥棒」という言葉の響きに

不思議なにおいを感じていました。

もちろんこれは私だけイメージ。

皆には何の説明もせずに

それぞれが解釈してもらえればいいと思っておりました。

結果

私の中では少しだけ反省の残る仕上がりとなってしまいました。

きっと私の中で膨らませすぎたモノがあったのでしょう。

サウンドや言葉の内容ではなく

イメージをどれだけ4分30秒にパッケージできたかという話。


バンドメンバーの演奏は申し分ないです。

素敵な言葉と音符を見つけることができるから。


もうひと捻りしたかったなーって

これはきっと俺のエゴやな・・・・


でもそれも大事

それはきっと次の創作に対する熱に

なっていくから・・・



だからこのトラックも愛してくれたのなら

嬉しいなあ。

そんなトラックです。


■Here Is Heaven



このトラックはいつの間にか私を除く楽器隊の3人が

練習スタジオで鳴らしておりました

おそらくはホンダ氏のベースを元に

「布施セッション」にて錬りあげたのだと思います。

3人の持っている趣味趣向が現れた

かっこよさが

初めからありました。

私の演奏は必要ないぐらいに・・・


仕上がりは

O.K.Iさんの歌にも八空君の歌にも

Improve2MCの歌にも

それぞれの味があって

とても好きです。

私は八空君の録音に立ち会ったのですが

すごかったです。

ダブルで録音した歌の波形が

もうほとんど一緒といっていいほどでした。

ダブルの本当の意味を知りました。


その後、私が録音したのですが

実は当日まで何のフレーズも用意してませんでした。

本来ならば

大変な状況なのですが

何の不安もありませんでした。

八空君の歌がすばらしかったから!

もうその歌を聴きながら

フレットも見ないで

感情の赴くまま・・・

それだけで充分でした。

ちゃんと自分の感情を

パッケージできた気がしています。


今日はここでおしまい・・・