既に始まっている第3次世界大戦。
米国(青軍)と、中国(赤軍)の覇権戦争から世界の色分けが始まっています。
中国が仕掛けたウィルス戦争だが、日本には奇跡の薬、アビガンが温存されていた。
日の目が当たらないことを願っていた生みの親の白木先生は、アビガンの能力を語っている。
(青軍)
■アビガン開発の数奇な経緯
・1993年、富山化学工業は白木公康の監修のもとウイルス感染治療薬の開発を開始。
・1998年、これまでの考え方に全くない新しい化合物を発見。
白木公康は「これが効くのならば素晴らしい結果が出るだろうと判断した」と語った。
・2000年に学会でインフルエンザの薬として発表されたが、
前年に発表されたタミフルによってアビガンは注目されることはなかった。
・2002年にアビガンの開発は中止。
・2006年にユタ州立大学がアビガンが鳥インフルエンザに効果があると発表。アビガンの研究再開。
採算を無視し、使命感のみで開発を続け、富山化学工業は赤字となる。
・2008年富士フィルムHDの子会社となった。これにより開発が加速。
・2014年3月にアビガンは抗インフルエンザ薬として承認。
・2014年エボラ出血熱がアフリカで拡大。ウイルスは大きく分けてDNAウイルスとRNAウイルスに
分けることができ、アビガン錠はインフルエンザやエボラ出血熱が属するRNAウイルスほとんどに
効くことがわかった。
・2014年9月に流行したエボラ出血熱が流行し、WHOの発表後アビガンの投与が始まった。
エボラ出血熱の特効薬はまだなく、医師は「奇跡を祈るしかない状態」と語った。
・2014年12月にはアビガンの投与によりエボラ出血熱患者の死亡率が半分に下がったと発表された。
白木先生はアビガンの開発について「とくに時間がかかっている薬」「情報漏洩には気を使った」
「ウイルスのご飯になる部分に似せて作ってあり、ウイルスが間違えて取り込む」と話している。
今回の武漢肺炎に際し、緊急寄稿されております。
■白木先生のメッセージ
中国では,COVID-19肺炎に対するアビガン投与が診療ガイドラインに組み込まれる予定だ。
中国の臨床試験の結果から,現時点で,アビガンより有効な抗ウイルス薬は幻想でないかと思う。
アビガンは日本発の医薬品であるが,その薬剤の評価は国内からではなく,インフルエンザは米国から,エボラ出血熱は欧州とアフリカから,COVID-19は中国からもたらされた。
これまでに述べてきたような,ウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴を理解して,今後の診療に役立てていただけることを願う。
令和を迎える際の日本医事新報の特集(2019年5月4日号「医療の近未来予想図」)で私はアビガンについて,
「『アビガンがあって良かった』と評価されるような新型インフルエンザ・パンデミックが発生しないことを
期待したい」と書いた。
実際に,COVID-19パンデミックで「切り札・アビガン」を使うことになった今,複雑な気持ちである。
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(赤軍)
浙江海正薬業は2月半ばに中国当局からファビピラビルの製造認可を得ており、
3月には試験が終了し、有効性が確認されたとして「アビガン」の輸出が始まっている。
トルコのファフレッティン・コジャ保健相は先に、国内40都市でCOVID-19の患者に中国から購入した「特効薬」を投与すると述べている。
中国の大手製薬企業である浙江海正薬業は、2016年6月、富士フイルムと「アビガン」の特許ライセンス契約を締結。中国において「アビガン」の開発・製造・販売を行えるようになった。富士フイルムは、一時金やロイヤルティを受け取る契約だった。
ただしその後、2019年に「アビガン」の物質特許が失効し、前述した特許ライセンス契約も終了。現在、製造特許は存続しているものの、契約終了後、浙江海正薬業は、富士フイルムの製造特許に触れない形で「アビガン」を開発・製造している。
今回、中国で行われた臨床試験に提供された「アビガン」同様に製造された後発医薬品に当たる。富士フイルムの広報担当者は、「現在も浙江海正薬業とは協力関係にあるものの、製造特許は存続しているため、不純物の組成などが富士フイルムが製造する「アビガン」と若干異なる可能性は否定はできない」とコメントしている。