身体が,いつものとおりでなく,思うようにならなかったり苦しかったり辛かったりすると,だんだんと”悲しみ”のような感情が生まれてきて,もちろん頭もぼうっとして感情もビビッドなものじゃなくなっているんでしょうけれども,どこかの隅の誰にも見つからない安全な場所で丸まってうずくまって静かにしていたいと思います.じっと目を閉じて.

 

これまでに何匹か犬を飼ったり,あるいは親しい家にいる犬の相手をしたことがあるのですが,彼らは身体の具合が悪くなったりはっきりと病気になったりあるいは死ぬ前になると,”隅っこ”に丸まってじいっと目を閉じて静かになります.こちらが撫でても反応が鈍くなり,遠い目をして,1枚膜を介した向こう側にいってしまったような感じを受けます.あのとき,彼らも”悲しみ”のような感情があったのでしょうか.

 

いま,彼らのことを思い出して,自分も“向こう側”に行ってしまっているのだろうなぁという気持ちにいます.

 

そうして,”隅っこ”で丸まってじっと目を閉じる.