『破門フェデリコ~くたばれ十字軍~』 於 森ノ宮ピロティホール
2回目の観劇です
弾丸日帰り(四季ではよくやってたなぁ…懐かし)
👑まず初めに
痛恨の!!1回目での記憶がない大事なシーンのこと
最後の、逝ってしまったハインリヒにフェデリコが王冠を被せるところ
(なぜ?なぜ前回の記憶がないの?泣きすぎてたから?)
本当に本当に美しく神々しい 死に顔でした
王座に身を預けさせられ少し右に傾いだそのお顔
(座席のおかげで個人的に最高に好きな角度でとらえることができました)
大事そうにイザベルのレインスティック(と言わせて)を抱いて
安らかで幸せそうなあの姿を今回はしっかり目に焼き付けました
👑その前のフェデリコに最後の思いを伝える場面
ハインリヒは前回よりもかなり苦しそうでした
ハァ…ハァ…って喘ぎ声がすごくて(前回はあまり声は出ず息だけの感じだった)
最後の力を振り絞ってるのが伝わって見ていてほんとに辛かった…
👑ハイン
勝手な願望ですがこの時フェデリコは「ハインリヒ!」って叫ぶんだけど
1回「ハイン!」って呼んであげてほしいって思いました
あの、『月のうさぎ』のお話をしてあげた時
最後に「おやすみ、ハイン」って優しく言うじゃないですか
あの時みたいに純粋な父と子に戻って「ハイン!」って言ってあげてほしかった
前回わからなかったことの解明
👑なぜ目を潰したのか
ちゃんとフェデリコの台詞にありましたね(すみません)
「見てもわからぬのなら…」みたいに言ってた💦
残酷だなって思うけど
本来なら死刑のことろをそうはできなかったってことかな
腹立たしさと情けと半々なのかもしれない
👑ベナリーボの行動(気持ち)
帰ってからめっちゃ考えて整理してわかった気がします
グレゴリウスが「愛する者を傷つけよ」的なことを言った
→それはカーミルのことだと思い毒を盛った
→が、それが実質「失敗」として責められる
→「愛する者」とはハインリヒのことと認識する
こういうことですかね…
なんかベナリーボの「愛されていたのはお前(ハインリヒ)だった!」
って台詞がやけに声がデカくて誰に対する嫉妬?と思ったんだけど
単純にグレゴリウスへの忠誠心からの行動だったようで
わかってなかったの私だけかもですけど、今回納得しました
やっぱり思ったこと
👑レインスティック
イザベルが初めて取り出した時、よく音が鳴ったんです
「お!」と思ったけどその後はやはり聞こえなくて…もったいない
ただ、何の場面だったかなBGMとして鳴ってたような気がする
戦いの場面?わかんない(次回確認)
今回はハインリヒとイザベルについて特に思いを巡らせてみた
👑(舞台中)初めて会うシーン
ハインリヒはめちゃくちゃ優しい表情なの
しかもキラキラしてるの
(素の上田くんも好きな人といる時こんな顔するのかな←邪念)
👑「行こう、イザベル」
ここなんかもう青春ドラマみたいで…♡
👑反乱を起こす決定打
もイザベルの言動ですよね…
それまで父に対して苛立ちや焦り、不満はあったけど
憎しみまではそれほど感じなかった(個人的感想)のに
彼女に拒絶されたことで一気に爆発する
この反乱の狼煙を上げる時のハインリヒの表情が
ほぼ無表情で悲しみさえ漂わせてて…すでに泣けます
👑「死んでもいい」
イザベルに抱きしめられた時に言うこの台詞…切ない
そんなこと言っちゃダメ!
(余談だけどこの時コドモタチが「♡」って目を覆うのですが
それはどうなんだろ…「そういう」知識とか感情とかないのでは😅)
👑レインスティック
先にも書いたけどハインリヒはずっと大事そうに抱えてるんです
「大事なものを渡すの忘れた」なんて言っちゃってるけど
大事なものだからこそずっとそばに持っていたかったのかもな…
あぁ…なんてピュアなんでしょう✨✨
強くもあり脆くもあり
激しくもあり優しくもあり
真っ直ぐであり繊細で臆病でもあり
そんなハインリヒが愛おしくてたまりません
👑カーテンコール
最後(たぶん予定外…つまり1回多く出てこられた)
捌ける時に上田くんすたすた一人で歩いて行っちゃって
(いつも佐々木蔵之介さんと2人でお辞儀するのに)
「おーい」って感じで呼び戻されてました
「やっちまったぜ」みたいな笑顔が眩しかった💙
その蔵之介さんをはじめ、上田くん(と那須さん)以外の役者さんのことも
書きたいのですが…あまりにもとりとめなくなってしまうので割愛💦
みなさん素晴らしかったのは間違いないです!
その他どーでもいい(かもしれない)こと
○ハインリヒ、跪いてる時少し経つと左足の角度を変える(開く)
何のタイミングかはわからない
○1幕初めのころハインリヒ様、歩くのちょっと違和感があったように見えた
どちらかの足が痛いのかな?って思ったけど気のせいか
○通路を駆け抜けるハインリヒをちゃんと見たけど
噂にたがわずめっちゃ速かった
○ベナリーボの例のシーン、1回目は面白いと思ったけど
今回は私的にはあんまり…でした(笑いの好みの問題)
ま、それはさておき別にここは微笑むぐらいはいいと思う
実際ハインリヒ様、静かに微笑んておられました
○ハインリヒの「はい」(返事)の七変化が好き(特に無邪気なやつ)
セカロマの時も思ったけど短い台詞で感情を表現するのすごいと思う
○前回「下ネタ?」って思ったところ、やっぱり下ネタだった( *´艸`)
○「死んでやる!」って壁に激突しようとするハインリヒ…
(ほんとに余談だけど、そして詳しくは書かないけど
『全速力で壁にぶつかりに行く』っていうのは一番 “直接的“ な自死の方法
って昔なにかで聞いたことがあるのを思い出した)
前回よりもいろいろ理解が進み、現代にも繋がる内容なのがよくわかって
ますます面白かったです
「デジタル」の語源まで知ることができた…
時代が変わっても人間の本質は変わらないんだよね
脚本家の方がすっごく思いをこめて書いてらっしゃるのが伝わる
あと、きっととても優しい方なんだろうなって思う
台詞の表現とか、ストーリーの展開とかから感じます(個人的感想)
でもまだまだわからないことも
△シチリアのこと「またあの島か!」ってグレゴリウスが激高するのはなぜ?
△イザベルの歌のメロディはどこの?
△あの時代の女性の地位というかイザベルみたいな立場の女性はいたのか?
△なぜ最後は幕を下ろさないのか?
大勢に影響はないことなのであまり気にしてはないけど
次回、最後になるのでいろいろ思いをこめつつ
作品全体を思いっきり楽しもうと思います
(でもやっぱりハインリヒに心を奪われてしまうかもな…)