2011年6月9日(木)-NHK NewsWebより

iPS細胞作成 効率化に成功
6月9日 4時24分  
体のあらゆる臓器や組織になるとされる「iPS細胞」を、これまでの10倍の効率で作り出すとともに、細胞が、がんに変化する危険性を減らすことに、京都大学の研究グループが成功しました。再生医療の実現に近づく成果として注目されます。

iPS細胞は、皮膚などの細胞に3種類から4種類の遺伝子を組み込んで作りますが、この中には細胞をがんに変化させやすい特徴を持つ遺伝子もあり、安全性が課題となっています。京都大学iPS細胞研究所の前川桃子助教の研究グループは、iPS細胞を安全に作り出す新たな遺伝子を探そうと2万個に上る遺伝子の中から現在使われているものとよく似た18個を選び出し、実験を繰り返しました。その結果、「Glis1」という遺伝子を使うと、これまでの10倍の効率でiPS細胞を作り出せると同時に細胞が、がんに変化するのを抑えられることが分かったということです。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は「Glis1は、これまでにない魔法のような遺伝子で、iPS細胞の実用化に向けて非常に有用な発見だ」と話しています。この研究成果は、9日発行のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。



京都大のiPS細胞研究、着々と進んでいますね。
10倍の効率化ってすごいことですね。
実用化にむけて着目すべき成果だと思います。