この作品は、今まで書いてきたおふざけと違ってですね。

なんと、本格ミステリーなのですよ。

本格ミステリーとはですね、つまり『推理可能』だということ。

伏線、手がかり、動機まで一応頑張って作っております!

しかしこれ、思った以上に時間のかかる作業ですので、更新が遅れ遅れになってしまう可能性があるのです。

ちなみに、文章の間にあるヘタクソな絵は、僕の稚拙な文章では表現しきれない部分を補完してあるだけなので、絵の中に証拠や手掛かりはあったりしませんよ!

どうか、ウサたんてい!を暖かく見守ってくださいなm(_ _)m

〈ウサウサ密室ぴょんぴょん殺人事件!〉


チュンチュン・・・チュンチュン・・・


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「うーん、最近、仕事の依頼がなかなかこなくて大変だなぁ。」


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おっと、紹介が遅れてしまったね。

私の名前はウサたんてい。

名前の通り、どんな難事件でもピョンと解決する名探偵だ。

しかし、今ではこの通り、退屈を持て余す日々だよ。




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「すいませーん、ニンジン食べてたら遅れちゃいましたー。」

お、来たようだね。

「構わんよ、入りたまえ。」



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(カチャッ)


「遅れても仕事なんてどうせ無いですから、歩いてきちゃいました!」

彼女の名前はミミコ。

私の助手である。

少し間が抜けているが、彼女の耳は10km先のニンジンスティックが落ちる音を聞き分ける力があるのだ。




(ジリリリリリ)


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(ガチャッ)

「もしもし、こちらはどんな謎でもピョンと解決!のウサたんてい事務所です。本日はどういったご用件で?」




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「あー、ウサたんてい君、僕だニャ。覚えているかニャ?」

どこかで聞いた事のある、独特なしゃべり方。

「うーん、その声は・・・トラネコフ君かい?」

「覚えてくれてたかニャ!嬉しい限りだニャ!」


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トラネコフ君とは同じ大学で、一緒にミステリー研に入ってた仲だ。

「いやはや、懐かしいよ、トラネコフ君。元気にしてたかい?」

「僕はいつでもげんきだニャ!それよりウサたんてい君、依頼だニャ!ビッグミステリーだニャ!」

「ほほぅ、仕事かい?退屈してたところだ。喜んで引き受けよう。」

「ありがとうだニャ!場所はウサリンコ島にあるお屋敷ニャ!依頼の詳細については現地で説明するにゃ!歯ブラシとかタオルはこっちで用意してあるから、手ぶらで来ても何の問題もないんだニャ!それとそれと……」



















「ありがとう。さっそく明日の朝一に舟で向かうよ。」

「待ってるニャ!」


(ガチャッ)

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「さーて、久しぶりに面白そうな事件が舞い込んできたぞ!ミミコ、さっそく準備しよう。」

「はーい!お屋敷に行くんですよね!うきうき♪」







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突然電話をよこしたトラネコフ君。

彼は一体何を目撃したのだろうか。

向かうべきは孤高の島。

そこには一体どんな謎があるのだろう。

期待に胸を膨らませながら、舟は着々と島に近づいてゆく。











そこには惨劇だけが待っている事も知らずに・・・
僕は一度も、『自分の絵が上手』なんて言ったことないよ!

しかも言われたこともないんだよ!