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会社員でいる傍、音楽・WEBプラットホームサービスを立ち上げたいと思い、個人事業主としてサイト運営を2018年春からスタートさせます。

誰しも、自分が生涯において好きなアーティストが存在するとは思うが、僕も唯一 20年近くファンを続けられている唯一のアーティスト「GRAPEVINE」について語って見る事にする。


wikipediaのリンクも貼ったが、1997年 〜 現在に至るまで順調に作品を出し続け、現在ではある種ロックバンドの理想形とも言われる様になったバンドなのだが、なぜここまで活動を続ける事ができたのかも含め、イチファンである僕の目線から考察できればと思う。


僕が、好きになり始めたのは2000年。新しいロックバンドやロックミュージック、ROCK'N  JAPANで様々な個性派アーティストが目白押しで出始めていた時代。GRAPEVINEもTRICERATOPSやDragon Ash、椎名林檎などほぼ同期のキャラ濃い目のアーティストと一緒にメジャーステージに上がっていった。

まず最初に僕が出会った楽曲は「光について」という曲だ。この楽曲は今となってはGRAPEVINEの代名詞とも言える曲でファンにとってはGRAPEVINEとは?と問われれば、まず「光について」を聴けば分かるよ!という代表曲なのだが、僕も同じく兄貴が借りてきたCDで聴いて衝撃を受けたのだ。この曲に出会わなければGRAPEVINEをここまで好きにもなっていなかっただろうし。この楽曲で感じる絶妙な『切なさ』は他のバンドでは感じる事ができない。

何故、僕が20年近く GRAPEVINEに惹かれたのか、まずその第一の理由として、サウンド面にある。GRAPEVINEが作り出すサウンドの世界観はこのバンドにしか出せない「空気感」を閉じ込めた絶妙な「切なさ」にあるのだろうと。個人的に音楽を聴く上で、『切なさ』の感情を増幅し、世界を広げてくれる部分は音楽の独特な力とも思っており、自分のそのツボを見事に押さえてくる音楽がGRAPEVINEの音楽なのだ。

【GRAPEVINE 切ない系楽曲】

・光について

・Wants

・Weghit

・SPF

・1977

上記は僕の中では鉄板で、光について以外はほとんど後期の楽曲なのだが、これらの楽曲はリリース後、何度聴いたかもわからないぐらい聴いている。

そして、僕が大好きなGRAPEVINEのもう一つの魅力として『抽象的に表現された歌詞』にある。僕もレコード会社の人間であり、普段の仕事では良く次の様な会話を耳にする、J-POPのヒットの鉄則としては、各レコード会社も同じ様な事を言う『もっと万人が共感できる歌詞を書きなさい』と。

確かに、『万人に受ける歌詞』= 恋愛ソング だったり、別れの楽曲だったりをより具体的にストーリーも含めて歌詞に反映する事で聴き手にとっては想像を膨らませやすいし、この曲はこういう事を伝えたいんだな。と解釈もしやすい。その様な楽曲が売れるのも理解はできるだが、GRAPEVINEの歌詞の作り方はその真逆にあり、初見ではまず理解ができない歌詞が多いのだ。

GRAPEVINEの歌詞の考察は2ちゃんねるの掲示板でも良く展開されているのだが、全ての歌詞を手がけるVo / Gt 田中氏はずっと一貫してこういう事をインタビューで言っている。「歌詞は聴き手の想像に任せれる様に書いている、インタビューで歌詞の意味を問われる事も多いが、曲毎に一つのイメージが付くのは違うと思っている」と。いわば、狙って抽象的にしているし、聴き手の想像が膨らみやすいワードをピックアップして、限られた1曲1曲の尺の中に落とし込んでいる。僕は単純にこのスタンスも好きで、曲というモノは聴くタイミングや日々の気持ちによって解釈が変わっても良いと思っている。この考え方がGRAPEVINEの意思であり、実際にGRAPEVINEの楽曲の中でも、歌詞に反映している。


以下、シングル「FLY」のカップリング楽曲「エピゴーネン」の歌詞から抜粋。

『言いたい事はずっと 二つ位しかないんだ 言葉にしてみると 風に消えるだけ』


もう、そのままだが。GRAPEVINE 田中氏は楽曲で歌詞にする上で、言いたい事なんてそんなたくさん無くて、2つぐらいしか無いと。この楽曲の歌詞を聴いて繋がった。GRAPEVINEの歌詞に要所要所、「風」というワードが良く使われるのだが、僕の解釈ではこの「風」=ヒットソングや商業音楽として作られた楽曲に対してのアンチテーゼ的な表現だと解釈しており、それに対しての抵抗や音楽を消費に止めさせない作品としての確固たる意地を感じるのだ。その考えやスタンスが、ある種僕にとっては「不動の憧れのロックバンド」だし、これまで好きで居続けられた、GRAPEVINEの魅力なのだろうと思っている。もし、このブログでGRAPEVINEを始めて知ったとか、知ってたけど、そこまで掘って聴いていない人は是非、聞いてみてほしい。

正直、現在出てきている色んなバンドにここまで好きになれる要素は感じれていない、日本のロックバンドでGRAPEVINEの意思を引き継ぐバンドがそろそろ出てきてもいいんじゃないかと思っている。何故、GRAPEVINEはそこまで大ヒットもしていないのに、25年間音楽を作り続けられているのか、現在の若いバンドはGRAPEVINEから学ぶ所は大いにあると個人的には思っている。


上手く書けなかったですが、GRAPEVINEの事書けて、自己満足です。