3U8633:操縦室の窓破損で緊急着陸(A319-133)
四川航空のエアバスA319(A320の短縮版)で操縦室の窓が破損し、副操縦士が負傷、
行先を変更して緊急着陸し、着陸後は負傷者29人が病院で手当てを受けています。
「操縦室の窓が飛行中に破損、中国機が緊急着陸 副操縦士らけが」(AFPBB)
「Accident: Sichuan A319 near Chengdu on May 14th 2018, burst windshield」(Aviation Herald)
「Sichuan Airlines flight 3U8633 loses windscreen in flight」(FlightRador24)
「空客中国独家回应川航高空玻璃破碎事件:已派技术团队提供支持」(经济观察网)
ChinaAviationReview(twitter)
航空会社は四川航空、便名は3U8633、出発地:CKG/ZUCK、目的地:LXA/ZULS、
使用機材はB-6419、A319-133、S/N#:4660、窓破損のため降下、経路を変更して
CTU/ZUUUに着陸、損傷が大きいため、その後の運用はキャンセルされています。
該当機(2018/04/01@XMN/ZSAM)(Xiamen Gaoqi - ZSAM, China/FlightRador24/JetPhotos)
離陸の約40分後、高度は32,100ftでの巡航状態で副操縦席側のウインドシールド(窓)
の結露防止用熱線の異常を検知したのち窓が吹き飛び、併せて複数の操縦系統も
破損、副操縦士はシートベルトのおかげで機外に吸い出されずに済んだものの負傷、
高度を23,400ftまで下げながら行先を変更、騒音のために無線通信も不良となり、
残った機能のみでの、ほぼ手動操作により、着陸しました。着陸時にも客室乗務員が
負傷しましたが、乗客は一応無事でした。(減圧時、酸素マスクは作動していました。)
ChinaAviationReview(twitter)より。自動操縦関係の機器が引きはがされています。
窓が無いので中が見えます。天井の機器の一部も垂れ下がっています。
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比較参照用:A320の正常時の状態。どの部分が破損したのかが判ります。
Airbus A320-232, Turkish Airlines (Ercan Karakas - SpotTR/Wikimedia Commons)
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今回の原因究明にはCAACとエアバス社の現地法人が動くと思われます。
同種の事故で原因が特定されている例として、1990/06/10のBA5390便の不時着事故が
あります。このときは機長が半分機外に吸い出されたままの状態で緊急着陸しました。
原因と考えられているのは、窓の固定に規格外のねじを使用していたというものです。
(以上)







