新燃岳:溶岩流出(ALOS-2からの画像)

 

霧島山:噴火(新燃岳)」からの続きです。JAXAからALOS-2(だいち2号)による

レーダー画像が公開され、それに続いて国土地理院が情報公開を始めました。

 

JAXAひまわりモニタおよび「だいち2号(ALOS-2)」による2018年3月6日の霧島山(新燃岳)噴火状況」(JAXA)

平成30年(2018年)霧島山(新燃岳)の噴火に関する対応」(国土地理院)

霧島山(新燃岳)の活動状況」(気象庁)

2018/03/09 20:00 の更新分(PDF)(1.7MB)には、かなり詳しく書かれています。)

(気象庁がいちばん頻繁に更新されています。)

 

まずは、「米崙斷層:衛星による解析」のときにも見られたレーダー画像の全体像。(JAXA)

このうち赤枠の範囲(新燃岳火口付近)を拡大したもの。(JAXA)

比較用の2017年10月31日のものは、2017年10月17日の噴火停止以降のもので、

2018年03月06日のものでは、薄い円形のパンケーキ状の溶岩ドームが判ります。

 

(ドームと言うより、粘性の低い液体が徐々に火口を満たしている様な感じです。)

 

このあと、国土地理院が順次比較を始めました。空撮画像も追加されましたので、

ここから時系列に並べなおしてみます。

 

2017/10/13 13:39 (前回の噴火時)(気象庁)

2017/10/31 23:30 (前回の噴火後) 2018/03/02 09:59 (2017/03/01の噴火後)(気象庁)

 

火口の中心から北東寄りに円形の構造が出現し始めています。

2018/03/05 12:18 (2017/03/01の噴火後) 2018/03/06 13:35 (気象庁)

この黒色の部分がふたの様になり、その周囲から噴気が見えます。

2018/03/06 23:30          2018/03/07 13:00

徐々に成長しています。中心の黒い部分は若干盛り上がっている程度です。

2018/03/09 00:11          2018/03/09 12:04

ほぼいっぱいになり、12時頃にはわずかにあふれ出しています。

2018/03/09 12:46                     2018/03/09 13:11 (国土地理院)

あふれ出した先端部分の厚みは、少なくとも10m程度はあります。

 2018/03/09 14:19 (国土地理院) 2018/03/10 12:25

北西側にあふれ出た領域の幅は約200mから徐々に拡がっています。

2018/03/10 23:16                     2018/03/11 23:36

マグマは北東側、噴気は南東側、水蒸気は南西側から上がっています。

2018/03/12 13:07                     2018/03/14 00:18

あふれ出た部分の拡がり方は、かなりゆっくりとしています。

2018/03/14 12:11                     2018/03/15 23:23

2018/03/21 13:00                     2018/03/26 13:07

2018/03/28 00:18

 

この時系列の変化を地図上で示したのがこれです。(国土地理院)

橙色が03/06、赤色が03/07、青色が03/09 00時、緑色が同12時、紫色が03/12、

茶色が03/14、黄色が03/15、水色が03/21、北西の一番低い部分からゆっくりと

流出する形になっています。

 

西側に向かっている裂け目の様な部分からも、噴気があります。

こちらについては気象庁のドキュメントの中で、韓国岳側からの

赤外線画像とともに説明されています。

2018/03/09 13:04 可視光、および同時刻の赤外線画像 (気象庁)

赤外線画像では破線で囲まれている温度の高い部分があふれ出た部分、

可視光では噴気がわずかに見える裂け目部分の温度も上がっています。

 

03/02 09:59 および 03/09 12:46 の空撮画像の背後の範囲を

Google Mapでみてみると、こんな感じになります。

# 比較参照用Google Map(新燃岳-霧島神宮

 

西側に見えているのは栄之尾温泉、その向こう側は丸尾温泉と思われます。

火砕流あるいは大雨によるラハールが発生した場合は、その手前で谷筋沿いに

(南側に)向きが変わって、霧島神宮方向に向かう可能性が高いです。

 

新燃岳の警戒範囲拡大に伴う登山道の規制等について(平成30年3月1日午後4時40分)」(霧島市)

上記の温泉よりも山寄りのエリアが規制範囲になっているのが判ります。

 

(追記) 03/10 規制範囲が3Kmから4Kmに拡がりました防災マップの紫色の範囲です。

(追記) 03/15 規制範囲が4Kmから3Kmに戻されました防災マップの青色の範囲です。

霧島火山防災マップ」(霧島市) 新燃岳の周辺だけを拡大してみました。

 

栄之尾温泉および林田温泉、硫黄谷温泉、霧島ペンション村が規制範囲に入りました。

栄之尾温泉および林田温泉、硫黄谷温泉、霧島ペンション村が規制範囲から外れました。

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霧島火山防災マップ」(霧島市) 新燃岳の場合の全域分(拡大)。

このまま北西側からあふれ出る状況が続いた場合で、火砕流あるいは大雨によるラハール

が発生すると、西-南西-南と徐々に向きを変え、最終的には御手洗川につながる谷筋に沿う

様な形になると思われます。(防災マップ橙色火砕流を想定した範囲です。)

 

# この谷筋には、途中の複数個所に砂防ダムがあります。御手洗滝の近くにもあります。

 

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現在確認できるライブカメラ:(いずれもYouTube)

新燃岳ライブカメラ(高原町から撮影)【公式】UMKテレビ宮崎 高原町役場屋上 高感度

新燃岳の今の様子(都城市方面から撮影)MRT宮崎放送 猪子石より少し東 たぶんここ

新燃岳ライブ映像 | MBC南日本放送MBC南日本放送 ライブチャンネル2 気象庁 猪子石

新燃岳ライブストリーミング配信live kts 気象庁 韓国岳

新燃岳 ライブ配信KYT 鹿児島読売テレビ ライブ配信1 画角からの推定では牧園町高千穂

 

# 2018/03/25現在、MBCは韓国岳に変更、KYTはたまに操作されています。

視界が良好なら、見下ろす形の韓国岳と、あふれ出た部分が見やすい牧園が良いかも。

 

2018/03/09 16:00 猪子石カメラ 2018/03/09 15:59 韓国岳カメラ (気象庁

# 猪子石(超高感度)はたぶんここ(地上40mということはビルの屋上)、韓国岳山頂付近

# (超高感度)はたぶんここ(太陽電池が2セット見えます)、夜間は熱源用と思われます。

 

(マルチ画面で自動更新のもの)

MultiView Volcano Live | 24/7 | 4K Stream (YouTube)

左上は気象庁 韓国岳、右上は気象庁 猪子石、左下は世界各地、右下は桜島、の多画面。

# 状況に合わせてレイアウトが変更されます。03/29には桜島がトップになっています。

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空撮:JA6784 「はるかぜ」 Bell 412EP (FlyTeam) 国土交通省 九州地方整備局 防災情報

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(追記)

(追記) 03/15 規制範囲が4Kmから3Kmに戻されました

噴火警戒レベルリーフレット[PDFファイル:1.1MB]」(気象庁)からの地図部分を追加します。

これだけだと得られる情報が少ないので、防災マップと併用したほうが良いでしょう。

 

# この地図を作成するのに使われているカシミール3Dはフリーソフトです。(公式サイト

# プラグインやデータ、取り込み機能も豊富で、2Dでもかなり使えるGISです。

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(以上)

 

 

 

 

You Only Live Twice / 007 は二度死ぬ 1967 (YouTube)

『アニメミライ』予告 (2013,YouTube) 

Anime Mirai 2013 episode 4 - Ryo (YouYube)

 

 

 

 

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