Heavenly Palace:天宫一号 予想更新(追記あり)
1月に書いた「天宫一号 :年初発表」の続報になります。
前回は「3月中までには」大気圏に突入する、と書かれていましたが、今回は
「3月29日から4月9日の間」と、少し具体性を増して来ています。
(追記)
2018/03/15日時点での更新で、「3月30日から4月6日の間」と、絞り込まれて来ました。
2018/03/21-26日時点での更新で、「3月30日から4月2日の間」に、再び絞られました。
2018/03/27日時点での更新で、「3月31日から4月2日の間」に、更に絞られました。
2018/03/28-30日時点での更新で、「3月31日から4月1日の間」に、更に絞られました。
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「天宫一号即将“谢幕” 对地面造成危害概率很低」(科技新闻 科技日报)
「TIANGONG-1 REENTRY UPDATES」(ESA)2018/03/06,15,21,22,23,24,26,27,28,29,30
「TIANGONG-1 FREQUENTLY ASKED QUESTIONS」(ESA)(英語ですが、おすすめ。)
2017/11/27 夕刻 Hautes-Alpes のスキー場(Street View)からみた Heavenly Palace
(天宫一号) 右下に見える Pointe de l'Eyssina の山頂付近の短い横向きの線が
天宫一号、左上の月の付近の斜めの短い線は別の衛星、数秒間の露出のせいで
明るい星は停まって見え、人工衛星は線に見えます。飛行機雲もいくつか見えます。
(c) A. Figer. Used by permission. / ESA image librarly
# Heavenly Palace イメージ的には「天国の宮殿」ですね。
Tiangong-1 space station. Credit: CMSE/China Manned Space Engineering Office / ESA
中国の科技日报の記事の冒頭に書かれていますが、北京では3月8日に天宫一号を
観ることが出来た様です。次に見えるとしたら4月、しかし、ESAの予想では3月29日
から4月9日の間に大気圏に突入する(「確率60%」を意図的に抜いています)ので、
おそらくもう見られないだろう、というお話です。
# 中国でも「君の名は。」は人気がある様で、それをみて(天宫一号は)「大丈夫?」と
# 騒いでいる人もいて、(無理矢理)「大丈夫」という情報を乱発している感じです。
(「君の名は。」(Amazon))
ATV-1再突入時の画像(NASA/ESA/Bill Moede and Jesse Carpenter / Wikimedia Commons)
「「君の名は。」予告」(YouTube)92sec あくまでも彗星で、人工衛星ではありません。
「ATV-1 reentry」(YouTube)143sec ESA/ATV-1の「制御された」再突入時の動画。
実際のところはどうかと言うと、ESAとしては「制御を失っている」という認識で、
2018年1月までの軌道観測のデータからだと、「3月29日から4月9日の間」に、
(時間枠としては60%の確率で)大気圏に再突入する、と考えられています。
(追記)
2018/03/15日時点での更新で、「3月30日から4月6日の間」と、絞り込まれて来ました。
2018/03/21-26日時点での更新で、「3月30日から4月2日の間」に、再び絞られました。
2018/03/27日時点での更新で、「3月31日から4月2日の間」に、更に絞られました。
2018/03/28-30日時点での更新で、「3月31日から4月1日の間」に、更に絞られました。
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Tiangong-1 reentry window forecast as of 30 March Credit: ESA (制御不能の場合)
時間の経過とともに、この「窓」の時間幅が狭まって行きます。(概ね週次更新)
ただし、「不確実性」の要素は、再突入の7時間前になっても20%程度はあります。
(追記)
3月中旬以降は1-2日ごとの更新になりました。
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(中国ではまだ「制御可能」と主張しており、再突入2時間前に判明するとしています。)
再突入時に地上に落ちる地点の確率分布を地図上での分布図の形にしたのがこちら。 
(ESA CC BY-SA IGO 3.0)
左側のグラフは緯度による人口密度分布、右側のグラフは緯度による確率分布です。
いちばん確率が高いのは北緯42.8度と南緯42.8度の、それぞれ南北の限界線で約3%、
それより極地寄りでは限りなくゼロ、赤道寄りでは1%に満たない値になります。
北緯42.8度付近にある主な地名:コルシカ島、アドリア海、黒海、カスピ海、ビシュケク、
新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、遼寧省、吉林省、ウラジオストク、北海道、
オレゴン、アイダホ、ワイオミング、サウスダコタ、ネブラスカ、アイオワ、ウィスコンシン、
ミシガン湖、オンタリオ。
南緯42.8度付近にある主な地名:タスマニア、ニュージーランド南島、チロエ島。
この北緯42.8度って、日本だったらどのあたりになるのでしょうか。(Google Map)
大雑把ですが、西から東に向かって、寿都、蘭越、ニセコ、羊蹄山、喜茂別、支笏湖、
千歳、安平、留辺蘂山、トムラウシ山、芽室、幸福、幕別、豊頃、浦幌、厚内、を通る
ラインになります。東西間の距離はおよそ300Km、いちばん人口密度が高そうなのは
中央に近い千歳(新千歳空港周辺)になります。
(万一燃え残りが落ちて来るとしても、迎撃できそうな方々が、ちょうどそこに。(笑))
少なくとも2時間前には判る様ですから、北緯38度線の向こう側からの厄介物と
比べたら、突然ではないし、慌てずに済みそうです。(笑)
# (雑)15年経っても実現していないお話:Stratos4 TSR-2MS(Wikipedia)成層圏内防護系
TSR-2MS Flight profile (Henrickson at en.Wikipedia/Wikimedia Commons) (下地島)
Stratos 4 Trailer - Bandai Entertainment, Inc. (2003 YouTube)







