こんにちは
トラベルヘルパー受講中のNeiです
と、いつものように受講中と書きましたが、ついに養成講座(2級コース)の全課程を終えました
宿泊研修、最終試験を終えて、あとは結果を待つだけです。
長いようで、短く、とても充実した期間でした
今日は、宿泊研修について書きたいと思います
宿泊研修概要
2泊3日の合宿研修
受講生主体となって、旅行の情報収集から行程のプランニング、実施まで協力し合いながら行う
研修内容としては、公共交通機関(空港含む)、坂道、階段、踏切、入浴など
かなり体力を使う
といった感じです。
…普段の紹介より項目が少ない
のには訳があります。
日帰り研修の際にインストラクターさんに脅されて(?)いたのですが、
「かなり過酷な研修です」と
……
いや、さすがに崖を登りながら「ふぁいとーーー」「いっぱーーーーつ」のようなシーンはありません
ただ、「普段絶対にやらないこと」をたくさん経験できる(させてもらえる)研修です。
何も知らずに行った方が気づきの多い研修になると思い、あえてあまり内容を書きませんでした。
そして私は研修中にたくさん失敗しました
でも、研修のうちにたくさん失敗することが大切なことでもあると思います。
これから受講する方も、たくさんチャレンジして失敗しながら気づきを得て頂けたらと思います
宿泊研修を経て、私にとっての一番の気づきは、
「世界中どこへでも行ける」
と感じたことでした。
私はもともと理学療法士(リハビリ関係の職種)として働いてきたのですが、
実習中、担当した患者さん(車椅子生活の方)が旅行が好きということで、リハビリの目標を「旅行に行く」ことに設定しました。
しかし、実習中の先生からは「本当に行けると思う?」とお言葉を頂き、
私は「なんで行けないの?」と思いました。
今思えば何も考えていなかったなぁと思いますが、当時は本気で行けると思っていました。
しかし、実際に働き始めて、患者さんを車椅子で外にお連れする機会も増え、
平坦でない道路、低くても車椅子にとってはハードルの高い段差、エレベーターのない場所、多目的トイレの少なさ…
たくさんの「バリア」を目の当たりにして、「やっぱり旅行は無理なんだ」と感じるようになっていました。
今回、宿泊研修で、車椅子を押しながらいろいろな場所に行きました。
研修ということもあって、とにかく『バリア』の連続です。
しかし『バリア』を越えようと奮闘していると、
必ずと言っていいほど手を差し伸べてくれる方が現れました。
坂道を登っていると手伝ってくれた中年の男性の方、
階段を登ろうとしていると駆け寄ってきてくれた外国人の方、
段差を越えようとしているとスロープを持ってきてくれたホテルマンさん…
無理をして協力してくれた方の身体が壊れないか心配になる場面もありましたが()
最終的に『バリア』を越えるために必要なのは『人のチカラ』なのだなぁと感じました。
『バリア』を越えた先に見た景色は、とても素晴らしかったです。
もちろん、体力がなかったり、重い疾患だったり、外出が難しいことはたくさんあります。
でも、普段と少しでも違う景色を見てもらうために考えられることは誰にでもあるのではないかと思います。
外出や旅行を実現することは、もちろん簡単なことではありません。
しかし、この養成講座を受講して、
実際に実現している人達がいる
そこにたくさんの感動がある
ことを知ることができました。
実際のトラベルヘルパーさんの活動はこちら
私自身今後どのような活動ができるかは未知数ですが、
また新しい経験があれば、ここでお伝えできたらいいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた
Nei