はじめまして。娘です。
5/13 23:10 母が息を引き取りました。
最期の1週間は本当に怒涛の1週間でした。
5/6
夜、酸素をつけた状態で1人でトイレに行くと
トイレについたタイミングで呼吸困難になりパニック状態に。痛みもかなり出ているようでした。
5/7
尿を出す為の管を付ける事に。
出す事が出来てお腹の張りが少し減ったようでこの日は夕飯を食べる意欲が少しあったように感じます。
5/8
流量を常時3に上げる
息苦しい時は部分的に5まであげるように。
5/9
朝ごはん フレンチトースト 半分
水分の多い物ならなんとか食べれるものの
少しの量食べただけで気持ち悪くなるようでした。
水を飲むといっしょに空気を多く飲んでしまうのか
その後はゲップと共に吐き気に襲われる事が増えてきていました。
フェントステープがこの日から6ミリになりました。
5/10
朝ごはん フレンチトースト 1/4
この日からどんどん食べる量が減っていったような覚えがあります。
薬を飲む為に無理やり一口は食べる。といった状態に。
夕方以降、かなり気持ちが落ちるのかマイナスな発言が目立つようになりました。
5/11
朝から呼吸困難で目を覚ますように。
呼吸が落ち着くまでかなりの時間が必要でした。
また、水分が飲めないのでメサペインを１日に1錠しか飲む事ができませんでした。
薬も飲めず、脱水症状も出ている為、点滴を開始する事に。
オキノームを飲むのもしんどい為代わりにアブストラルの舌下錠を処方して頂きました。
この日の夜からフェントステープを8ミリに増量。
また、この日からほぼ会話が出来ない状態になりました。
基本的に頷いてもらったり小さな声を聞き取ったりしてコミュニケーションを取っていました。
先生からもって1ヶ月との宣告がありました。
5/12
この日も朝から呼吸困難で目覚めました。
その後、呼吸が落ち着く事がなく訪問看護師さんに来ていただきようやく落ち着く事が出来ました。
うつむいた姿勢が多くなりすぎて首に痛みが溜まっていた為筋肉注射をしてもらう事に。
注射の後少しの時間は落ち着く事が出来た為バニラアイスを2口ほど食べる事ができました。
夕方から体調が急激に悪くなり呼吸困難に。
呼吸のタイミング、やり方を誘導しなければ呼吸出来なくなっていました。
付きっ切りで数時間「ふー、すー、」と一緒に呼吸を繰り返していました。
母はかすかな声で「えらい」「くるしい」と繰り返していました。
夜に先生が来られてついに鎮静剤を入れました。
この時点で先生からもって数日と宣告がありました。
5/13
朝、鎮痛剤の効きが良く目を開くことはありませんでした。
先生から危篤状態だと言われました。
母の携帯から母が会いたがっていた友人に連絡し、最後に会う事ができました。
目を開くことはありませんでしたが、友達に話しかけられている間、呼吸が変わり手足をパタパタと動かしていたのできっと分かっていたんだと思います。
夜、疲れて寝てしまった父に代わり私と兄の2人で
フェントステープを張り替え寝返りを打たせました。
その時、兄が母の脈が感じられない事に気づきました。
急いで血中酸素濃度を調べるとエラーになり計る事ができました。
その数分後、呼吸の間が2秒、3秒と開くようになり
先に寝ていた父と祖母を起こしました。
家族全員が集まった後一呼吸大きく息をするとそのまま息を引き取りました。
お医者さんからも本当に変化の激しい1週間だったと言われました。
1週間かけて進行する内容が1日で進んでいるような状態でした。
早かったからこそ体が追いつかず辛かったかもしれません。
ただ、辛い期間が短かった事が救いだったかと思います。
最期、息を引き取った後の表情は本当にただ眠っているようで
苦しむ事なく逝けたのかと思います。
体調が崩れる直前、4日には孫と一緒に写真館で写真を撮る事もできました。
11日には短い時間ですがベッドの上で孫と遊ぶ事もできました。
12日、殆ど目も開けず苦しそうに呼吸をする中、何度か孫をあやそうとする姿も見られました。
今回、子供を連れて自宅に帰ってきていて本当に良かったです。
孫に会ってもらうことができ、抱いてもらえて良かったです。
長い間、母のブログを読んで頂き本当にありがとうございました。
病気が分かり、家に引きこもりがちになった母にとってこの場でのコミュニケーションは本当に楽しい物だったと思います。
何をお伝えして良いかわからず長い文章になってしまいましたが
読んで頂きありがとうございました。
