「かたづけなさい!」
鬼の形相の母が掃除機を持ち、モノにあふれたリビングであらゆるモノを掃除機ヘッドで押しやりながら掃除機をかける。
私達四姉妹は母のあまりの恐ろしさにもくもくと自分の大切なものが捨てられないように別室にモノを移動させるのだ。
来客前のおそろしいルーティーンである。
四姉妹それぞれにお小遣いで欲しい雑貨を買い、四人それぞれに洋服やおもちゃ、書籍なども買い与えられ、実に恵まれた子ども時代をすごした。
家がゴミ屋敷寸前(人に言わせればすでにゴミ屋敷だったかもしれない。)になっても、モノがあふれていることになんの疑問もなかった。
掃除は特別な時に行う大変な作業。
片付けは床に落ちているモノをとりあえず棚に詰め込む作業。
整理整頓?ナニソレオイシイノ?
結婚してからも旦那と自堕落に不衛生極まりないボロアパートですごした。お互い片付けが大嫌いだったのだ。
そんな私にも転機が訪れる。
待ちに待った第一子の誕生である。
免疫力の弱い、大切な大切な赤ちゃんである。
いつ掃除機をかけたか分からない床、いつ交換したか分からないシーツ、モノが散乱し赤ちゃんが寝返りをうつことすら難しいボロアパートをどうにかしないといけない。
ようやく重い腰をあげ、アパートを片付けることとしたのである。が、まったくうまいこといかない。
気づくと我が子はまたたく間に成長し、とりあえず棚に寄せてあった誤飲の可能性のある雑貨を取り出したり、掃除が行き届いていない部屋の隅に突撃していったり。その度に付け焼き刃的にモノをどかしては我が子の成長に追いつかれどうしようどうしようとモノをあっちこっち移動させながら悩んでいた。
ただ、「部屋をきれいにしよう」と意識するようになってからようやく見えたことがある。
【整理整頓】の意義である。
これまで棚に収めてあればオッケー、床や机の上のものは適当にどかせばいいんでしょ?と思っていたのだが、それだと毎回片付けが大変なのである。
ある程度使う場所やものが溜まる場所に定位置を置くと使いやすく片付けやすいことに気づいたのである。
我が子のおかげで家は人間が住める衛生状態まで回復し、私のお片付けの意識も変わった。
そしてもう一つの転機が訪れる。
マイホーム計画の立案である。
どうやったら散らからないのか、どうやったら片付けやすくなるのか全くわからない。いっぱい考えたいのに時間も体力も足りない。(こんな収納量で大丈夫か??でも多すぎても管理ができずモノが増えてしまう!!あーーどうしよう!!)
そんなときに「整理収納アドバイザー」なる肩書を持つ人が存在することを知る。
えぇー!アドバイスしてほしぃーーー🥹
と思ったが初対面の人に相談なんて性格的にとても無理…。なので、自分で勉強することにした。
そして、出会ったのがこの本。
ほんとに、ほんとに買ってよかった…
「なぜ片付けが必要なのか、整理とはなんなのか」私が知りたい理論的な基礎が書かれている。
とくに「収納の中にあるモノでもすぐに使えるモノがスタンバイ領域、すぐに使えないモノやどこにしまったか分からないモノはプロパティ領域。それを認識していない人がいる」⇒私やーん。
詰め込めばオッケーじゃないらしい。
「どこに何があるか覚えていてかつすぐに取り出せる状態」にしなくてはいけないらしい。
まだ軽く一回読んだあと、第二章をじっくり勉強しただけなので、第三章もはやくじっくり読みたいです。
目指せ!家族で暮らしやすい家!!!