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Costa Rica その記憶   不思議の国 マタパロの夜そして自然

ヒメネスからマタパロに戻り、買ってきた物を冷蔵庫へ・・・。



俺達の家には冷蔵庫がないのでレストランの冷蔵庫の空きスペースに置く事に、


自分の晩飯をせっせと調理しているガマガエル男に「インターネット使いたいんだけどWIFIのパスワードは?」


と聞くと、ボスに聞かないとわからないとの事。


「ボスは?」



「プエルトヒメネスだよ」

「いつ帰ってくるの?」


「わからないよ、今日帰ってくるのかも・・・」



えっ、なにそれ。  それならそれでパスワード書いた紙置いておけよっ。

早速ネットが使えない事が判明。



まあしかたない。



日が暮れ、あたりが暗くなる。



外に飲みに行く場所なんてないのでビール片手にタカツグと今までの旅を振り返ったり、後数日の旅の流れを話し合ったり、俺と別れた後のタカツグの予定を聞いたり。



またビールをレストランに取りに行くとガマガエル男は真っ暗な中ラジオを聞きながらうとうとしていた。









お互いはじめてのコスタリカの空港にそれぞれ一人できて待ち合わせ、レンタカーを借り、あーでもない、こーでもないと言いながらその場その場でルートを考えていくつも町を移動し、悪路をなんとかかんとか走りきり今コスタリカの端の端そして秘境、マタパロにいる。





ロードトリップは移動の大変とその分なにもかも自分たちでやるのでリスクが高い分、やはり旅の経験値はあがる。  


たかつぐは俺と別れた後も世界中を周りこれからもっと経験値をあげていくのだろう。











泊まっている部屋には電気が通ってない(ソーラーパネルが何枚かあったのでそれで蓄電したものを使っていると思う)のか、電力がよわいのかベッドの上にかすかな明かりがあるくらい、



なのでテーブルにある蝋燭にいくつか灯をともし、ゆっくりと会話を楽しんだ。





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そしたらタカツグのノートPCに蝉が・・・。


緑色の蝉。




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蝋燭の灯りに惹き付けられてきたのだろう。



そして今度はクワガタの雌??らしき昆虫・・・。





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そういへば昼はカラフルな美しい鳥が周りを飛んでいた。


そういへばここは国立公園の中だった。


とても珍しい、鳥達や動物、植物、昆虫がいるのだろう。




この場所は大自然の中に人間がちょこっとだけいて住んでいる。



その存在はあまりにも小さい。


でもそれぐらいがちょうどいいのかもしれない。





そして9時くらいには眠くなってきてたかつぐより先に俺は眠りについた。






早起きて、なんとなくうとうとしているとたかつぐが

「ひでやくん俺なんだかすごい調子悪い・・・」


と言う。


今までの疲労が溜まっていたのか、昨晩のヒメネスの飯があたったのか、風邪??


原因はよくわからないが、薬をのんで休むとの事。






なので一人で朝飯を食べる。
買っておいたカロリーメイトみたいなヤツに水。


今日もマタパロでやるかぁと準備して一人で海へ歩いた。


レストランの横を通るとガマガエル男はぐっすり長椅子で寝ている。


海には、はじめ俺一人。


たまに胸くらいで昨日よりまたサイズダウンしている。





途中白人が入ってきた。



気づけば潮が引いてインサイドにはしっかり岩が見えていた。


こうなると本当に乗りずらい。人が全然いないからまだいいのだけど。


波のクォリティーはそこまで高くはないがでも、ここはロケーションや雰囲気を総合して考えればとてもいいポイントだ。


どこか世界の果てというか、旅の行き着いた先の人里離れた世界という感じがして


とてもパワーを感じる。



海から上がり戻る時レストランの横を通る、するとガマガエル男は昼飯をせっせと作っている。


家に戻るとたかつぐは復活するどころか今日一日休むよという感じで元気がない。


なので一人でまた昼飯を食べてくつろいだ。


天井を見上げる。




・・・・・。





!?




ん!?



あれは、ハチ!?




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しかもしっかりとハチさんのお家が。







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ここにも・・・。











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真上でハチがいてびっくり。


でも駆除もできないので気にしないようにした。





そして車にちょっと物を取りに下に降りて歩いていたら


カサカサッと音がした。



ん!?





周りを見渡す。



なにもいない。


でもまたまたカサカサッ。



今度は上を見る。   するとテレビで見たことのある猿が。






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おおっ。


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なかなかこんなチャンス無いとたかつぐを呼びふたりで猿を見る。


よーくみるとめっちゃいる!!






あちこちで木々をつたい移動している。



急いでカメラを撮りに行きとった。




したら親子まで!!





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いいものを見たと思い、いい気分で2階にあがろうとしたら


奥の茂みにどうかんがえてもデカイ後ろ姿が。




何なに?????





あっあれは・・・完璧に森の住人ーーーーっ!!






俺が見たのはオランウータンの後ろ姿。



二足歩行で茂みに消えてく様は若干びびる。




その時思い出した。


今朝、周りが明るくなるかならないかの時間になんかすごいデカイ鳴き声が聞こえた。


なんかのモンスターみたいな体の大きな生き物の鳴き声。


半分寝ていたので夢かと思っていたけど、その正体はおそらくアイツだ!!




発見してから数秒で茂みにきえたオランウータン。



写真を撮る余裕すらなく、まじで焦った。






〈イメージ画像〉

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こんなのが普通に檻とかじゃなく家の周りにいたらそりゃもうとりあえず焦る!!





結局住人の姿はこれっきりだったが、俺達が泊まっているここはナチュラルな動物達の世界でありとんでもない場所だという事。



その世界に驚かされっぱなしだった。





昼飯を食べ海に向かう、レストランの横を通り過ぎるとガマガエル男がラジオをかけっぱなしで寝ている。


つーかこの男。



一日中寝てるか、起きてる時は飯を作っている姿しか見ない。



ただただその巨大な体をゆっくり動かし狭いレストランの中をすこしだけ動いているようだ。







マタパロでの時間の流れ方は日本にいる私たちのそれとは違う、独特な空気の流れにゆっくりとした時間が混ざり、異空間、別世界ともいえるような場所であった。





夕方の海はさらに小さくなり人はいないものの、そこまでいい波には乗れなかった。






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夜になり、容態があまりよくならないタカツグ。




しょうがないのでとりあえず二人分の昨日買い出ししておいた具材を冷蔵庫に取りに行き晩飯の支度をした。



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蝋燭の灯りの中静かに、夜は更けてゆく



明日は朝一入ったら、この旅最後の町ハコ(JACO)へ移動だ。