第八話 「勉強しろと言われたからやっている」それだけ
1ヶ月近く、ブログを更新できなかった。
「できなかった」というより、「書けるものがなかった」という方が正確だ。
応援してくださっている方々、本当に申し訳ありません。 そして、ありがとうございます。
この1ヶ月、Kがやっていたのは小学生の算数と漢字だ。
高校受験の勉強とは、程遠い。
それでも唯一、受験に直結することをひとつだけやらせていた。
英語だ。
今の時代、教材は恵まれている
使ったのは2つだけ。
単語帳「ターゲット」と、「どんどん話すための瞬間英作文」。
「瞬間英作文」を選んだのには理由がある。文章レベルが中学生向けで、誰でもいきなり始められる。音を聞かせ、発音させ、英文を読ませる。それだけでリスニングとスピーキングの練習になる。私自身も今も使っている、信頼できる教材だ。今はアプリもあり、音声学習はアプリの方が断然効率がいい。
単語帳は「暗記しろ」とは言っていない。ただひたすら触れさせている。アルファベットがやっと書けるようになった子に、英単語の暗記を強要しても意味がない。
私たちの時代、英語の音声教材は高価で手が届かなかった。今は教科書にQRコードがあり、スマホで音声も動画も見られる。教材だけを見れば、今の子どもたちは恵まれている。
だが、どんな教材も「やる気」がなければ意味をなさない。
それだけは、いつの時代も変わらない。
Kがダレ始めた
1日3時間の学習時間を守れなくなってきた。
理由はいつも同じだ。
「友達に誘われたから」
遊ぶことには「断れない」を連呼する。なのに勉強はあっさり断ってくる。
自分から動くことがない。誰かが誘えば遊びに行く。誰かが言えば机に向かう。
自分の意志がどこにもない。
今日、堪忍袋の緒が切れた
久しぶりに数学を入れた。
2y = 3x を使う問題、一応理解できた。
次の問題。4y - 5x = 0
形が少し変わっただけだ。
Kの手が止まった。
理解したのではなく、パターンを覚えていただけだった。
ダラダラ、やっつけるように勉強をする態度。
できないことで、本人はどんどんやる気がなくなっていく。
そこで私は聞いた。
「どうして今、勉強しているんだ。何のためにやっているんだ。」
Kはこう答えた。
「勉強しろって言われたから」
それだけだった。
(本当は受験勉強のためです。とか自分のためです。って返ってくると思っていたが私が馬鹿だった。)
目標もない。理由もない。未来もない。
誰かに言われたから机に向かう。誰かが誘ったから遊びに行く。
3ヶ月向き合ってきて、この言葉が返ってきた。
正直、何かがプツンと切れた気がした。
本人に決めさせることにした
やる気のない人間に勉強を教えることほど、無駄な時間はない。
これは冷たい言葉ではなく、3ヶ月向き合ってきた末の、正直な感想だ。
だから今週、Kに問いかけた。
「続けるか、やめるか。来週までに自分で決めてこい。」
誰かの指示を待つのではなく、自分の意志で決めさせる。
それが今の私にできる唯一のことだった。
来週、彼は何を答えるのか
応援してくださっている方の声が、正直救いになっています。
でも現実は、まだ何も変わっていない。
来週、Kは答えを出す。
続けるのか。
やめるのか。
それとも——また何も決めてこないのか。
次回、Kの答えをそのまま書きます。
このブログは本当に構成がありません。出来事を忠実に記述しております。
色々な方からコメントやいいねを頂いております。
読んでいただいていることに心より感謝申し上げます。