医学部入試不正問題
あまり批判が集まらないのが不思議です。大学受験を経験した人なら、医学部を受験することがいかに大変なのかは(遠目からも)知っており、あんな不正があったのでは、もっと糾弾する声が出てもおかしくない・・ボクシング連盟の件なんて生涯でひとかすりもしない人の方が多いのに、なぜかTVで放送されちゃう不思議。さて、裏口入学に加えて、女性や浪人生の人数調整などと、なかなか悪質だと思うのです。とくに女子学生の人数調整。この件、医師の労働環境の現状を踏まえると、出産育児がある女性医師が増えるのは良くないんですとの意見が散見されます。現場の医師の方もこうおっしゃってしまうので正論と思う方もいらっしゃいます。ですが、やはりそういった制約条件なしに考えれば、女性医師の割合が半分近くはあった方があるべき姿に近いと思います。なぜなら、人口の半分くらいは女性ですから患者の半分くらいも女性でしょう。医師に身体を診てもらうことですから、女性にとっては女性医師に診てほしい、相談したいということは多いにアリエルでしょうね。また、医師は給与が高い職業の代表ですけど、給料の元を辿れば国つまり税金が占める割合も多いはずなのに、それが男性ばかりに渡って男女の賃金格差になってしまうのもいかがなものかと思います。******************************************日頃感じることですが、人海戦術ってほんとに選好されやすいですが、これで回っちゃうと効率化が遅れてしまうのですよね。日本においては人が頑張っちゃうの美徳だし。まさに日本の生産性が低いと言われている所以だと思います。こんなに情報技術が発達している現代において、医師の仕事をより選別すれば良いのでは?などなど、制約条件と思われるものを少しずつ解決してくようになれば良いですよね。だって、そんなに大変なら、女性医師が多くても大丈夫な労働環境になれば、男性医師もハッピーでしょうね。しかし、日本の病院というのは、きっと特殊な世界で閉鎖的なのでしょうね。投資家とか外部の目に晒される機会が少ないので、経営効率化といった点もどうしても遅れてしまうでしょう。アメリカでは病院・医療サービスを経営する企業の投資家も多いので、例のごとく情報公開の透明性もより高いようなのですけどね。日本国内は規制やしがらみも多いと思うけど、ちょっと悠長なこと言ってられないくらい社会保障費は増大してるよね。