“トゥルゥルゥルゥー・・トゥルゥルゥルゥー”
竜一の携帯にメールがきた。健からだった。
”今日学校来てないみたいだけど・・・。
 ときに、昨日のことユウちゃんには言わないほうがいいよ。
 ユウちゃん小学校の時から智美のこと好きだったから。
 では。
 P.S 
  学校終わったらユウちゃんといつものゲーセンに行ってるから
  来れたらおいでよ!”
へぇー、ユウちゃん智美ちゃんのこと好きなんだ。
そういえば健、昨日ラーメン屋でその話題に触れなかったもんなぁ。
こんなことばれたら僕ユウちゃんに半殺しにされちゃうよ。
あぶない、あぶない!
でも、健の言うようにあの力が未来予知なら、僕は智美ちゃんに何もしていないことになるんだから
問題ないじゃん。
と思うのと同時に、”はっ”と気づいた。
「未来予知なんかじゃない!やっぱり3秒前に戻ってるよ!」
竜一は物干し竿に干されているワイシャツを見ながら確信した。
もし、これが未来予知ならワイシャツに口紅なんか付くわけがない。
昨日保健室のベットで智美ちゃんにキスした後、智美ちゃんが僕を押しのけた時に付いたんだ。
僕はその後、3秒前に戻って気絶したんだ。
となるとぉ・・・。
僕智美ちゃんにキスしたことになるんじゃんか!
てことはぁ・・・。
ユウちゃんにこのことがばれるとぉ・・・。
><;
このことは死んでもユウちゃんにばれたらだめだ!~~;
健にもこれは未来予知なんだってことにしておこう。
「竜一!ミカンにエサあげたのぉ?」
おばあちゃんの大きな声が下から聞こえた。
「今あげるよぉー」と少し不機嫌そうに答えた。
ミカンとは家で飼っているミドリガメのことだ。
僕はこれまで何かあるとこのミドリガメに話を聞いてもらっていた。
僕の唯一の話し相手だった。もちろんミカンは話すことはできませんけどね。
ただ話を聞いてもらえるだけでストレスが少し解消されたのだった。
最近では健とユウちゃんがいるからすっかりミカンのことをほっぽらかしにしている。
エサをあげるのも僕が休みのときくらいだ。
さて、ミカンにエサをあげていると、妹の木綿子が友達2人(”立花 リエ”と”清水 由美”)を連れて学校から帰ってきた。
文化祭の最終打ち合わせとのこと。
うそつけ!それは大義名分で、実際は夜遅くまでペッチャクッてるだけなのだ。
まったくどうしょうもない妹だよ。
といいつつも、内心では僕も喜んでいる。
木綿子は健やユウちゃんに言わせるとメチャかわいいらしいのだ。
たしかに最近では胸も出てきたし、女らしくなってきたように感じる。
そんな妹が連れてくる友達がまたとびきりかわいいのだ。とても中学生とは思えない
体つきをしているのだ。しかもいつも超ミニをはいてくる。今日もそうだ。
夏なんかは、タンクトップにミニスカが定番で目のやり場に困るほどだ。
3人は2階へと階段を上り始めた。もちろんパンチラゲット!
まったくアニキ思いのいい妹だよ!(あれぇ、さっきと言ってること違うじゃん)^^;
「うぉー!」喜びの雄たけびをあげながらミカンにエサをあげ終えた。
”いまどきの高校生ってみんなこんなかんじだよな。
僕だけじゃないよな。”って自分に言い聞かせてゲーセンに向かう竜一だった。
「行ってきまーす!」^^