今日も仕事だ。

昼間は暑いが頑張るぞ。

 

タタタと階段を下りてごみ捨てしてたら

「お、おはよう。」

社長だ!

「おはようございます!」

当然あいさつした。

私はごみを持っている。

しかも重たい。

私はごみ置き場へと急いだ。

 

今日は朝礼がある。

私はこの日は出なくていい。

その間に片付けしたり準備したりと

めじろ押しである。

 

会社では珍しい事がたまに起こる。

社長がねぎらいのお菓子を配ってくれることがあるのだ。

こないだはアイスキャンデーが配られた。

そんな社長にこないだ暑気払い(飲み会)で

近くの席に座ることができた。

社長の趣味は、とても私にはついていけない。

だけど、基礎体力作りの話ならできるかな?と思い

「社長!カロリーコントロールは大丈夫ですか?」

と聞いてしまった。

社長は、

運動でカロリー減らすのはできるけど

食事でカロリーをコントロールするのは難しい

と言った。

納得だ、私だってそうだ。

社長が近くにいる。

そうだ聞きたいことがあるんだ。

私は話した。

食堂に絵が無造作に置かれてますが、もったいないです。

ぜひ丁寧に保管を、と言った。

すると社長、しばらく話した後角度を変えて言ってきた。

「君、絵は好きか?」

「あ、はい。描くのも見るのも好きです。」

すると社長

「絵を描きなさい。」

 

まともに絵を描いたの、もう何十年とやってないよ。

美術館は何年かに一度行ってたけど。

…。

 

私は一か月苦悩した。

そして今も悩んでいる。

取りあえず画材はクレパスとスケッチブックを用意した。

一枚、習作として書いてみた。

 

おーい。

頭に思い浮かんだのとテクニックが一致してないぞー。

 

私は今、フランダースの犬で有名なルーベンスの絵を思い出している。

描けない。こんなふうに描けない。

ではピカソの作品は?

おい、もともとピカソはうまいんだ!!

上手い絵見ると私がいかに下手か思い知ってしまう。

でも描きたい。

年取って、「上手く描きたい。」が今さら芽生えた。

遅いわ。

 

要するに社長の一言が

今私を悩ませている。

別に

「言ってみただけ。」で終わらしてもいいのだが

上手く描けたら絵を見せたいのだ。

今度社長に会って話が出来るのは忘年会…だな。

それまでに一枚ぐらいはいいの描ける…よね?

ではまた。