タイトルは、私が高校のときに学校で買ってもらった本の題名だ。

 

中学、高校と私の月の小遣いは2800円だった。

 

ここからノートを買ったり鉛筆を買ったりしてた。

 

しかも私は運動部。

 

お小遣いのほとんどをジュース…ではなく

 

砂糖ミルク入りのコーヒーに使っていた。

 

ある年の夏休み前のこと、恒例の読書感想文が宿題に出された。

 

私はこのころ、ある新聞の広告に目が留まった。

 

それが「ぬいぐるみを檻に入れられて」だった。

 

その広告を見て衝撃が走った。

 

今でこそ児童虐待が取り上げられることが多いが

 

娘時代の当時、児童虐待という単語

 

ショッキングだった。

 

この本読みたい!

 

…けど、確か当時1500円した。

 

痛い出費だ。

 

その当時、親にねだって買ってもらいという頭がなく、

 

私は学校の図書館で何か方法はないか探した。

 

あった。

 

この本買ってくださいとお願いできるシステムがあったのだ。

 

もちろんしょーもない本と思われたら却下されていただろう。

 

確か1か月後だったと思う。

 

買ってもらえた。早速借りた。

 

とても長い文章だったので、感想文書くのにすごい苦労した記憶がある。

 

けど

 

部活に明け暮れてた私がそれだけではなかったと

 

言える青春の苦い1ページになった。

 

学校の先生は

 

感想文はさほどいい出来ではなかったと言ってたが

 

それまでの過程を知っていて

 

それを評価してくれた。

 

怖い先生がほめてくれた。

 

うれしかった。

 

 

時々自分の好きなことと違うことをやることは

 

いろんな発見につながる。

 

今でもその本売ってるだろうか?

 

学校の図書館においてあるだろうか?

 

 

ではまた。