思い出したようにある本を取り出した。


それは


「メリーおばさんのホームケーキ」


私がちょうど娘と同じころに買ってもらった


実家の父からの東京土産だ。


日頃めったにものをねだらない私が


買ってくれとねだったのだった。





ところが





このお菓子の先生はアメリカ人で、


ケーキはほとんどアメリカンだった。


イチゴのショートケーキや


チョコレートケーキ(日本製)や


モンブランや


バームクーヘンの作り方など


どこにも書いてない。


私はショックだった。





さらに





お菓子を作りにあたって道具がいる。


その道具に困った。


レシピ通り作ったらどんだけケーキ型がいるかわからない。


大きくなって


「そうか、持ってるケーキ型の容積に合わせて計算すればいいんだ。」と


思いつくまで


しばらくかかった…。





もっと困ったのは


ケーキの材料が


「なんですって?」


サワークリームをここで初めて知った。


セブンアップ?何その飲み物、


どこで売ってるの??


ミートパイのレシピあるけど


ミートパイってケーキなの??


無塩バターすらよく知らない私にとって


これらの材料はカルチャーショックだった。




たくさんレシピの中で最初に作ったのが


「サワークリームドーナッツ」


ホントは普通のドーナツが作りたかった。


でも、目につく限りこれしかドーナツのレシピ無いから


私は作った…。





サワークリームを入手するのがつらかった。


当時小学4年生。


おこづかいはもらってなかった。


お年玉をくずして買いに行ったことを覚えている。



なぜこのお菓子か?


それは


道具が少なくて済んだから。


サワークリームだけなんとかすればあとは家に材料があったから。




おいしかったかもしれない。


まずくて食べられなかったという記憶はない。




今では簡単に手に入るサワークリーム。


久しぶりにお菓子が作りたい気分になってきた。




この本


嫁入りのときに荷物に入っていた。


実家では要らないらしい、


ていうか


これ見て作ってたの私だけだったよね…。




しばらく見てなかったけど


これは私の宝物だ。


これ見てお菓子の作り方の基本を覚えたんだ。




この本にまつわる話


続きがあります。


エネルギー要るから


またにします。



ではまた。