清美は度々「ずっと一緒にいて
くれる?」と聞くようになった。
私はその度「絶対一緒にいるよ」
と答えた。
当時、清美との関係は不滅なもの
に思えたのだ・・・
すると清美は「絶対なんてない」
こう反論した。
確かに・・・「絶対」という言葉は
絶対であるから例外などない。
従って今後、清美がどう変わろう
が一緒に居続けるということだ。
しかし、肉体老化は論外として
性格や気持ちが変わってしまった
場合、それでも一緒に居続ける
ことができるのだろうか?
そう思うも、男は女のこのような
質問に「絶対だ」と吐かなければ
ならないときがしばしば訪れる。
そして女は、それが「絶対」では
ないとわかっていても、信用した
振りをしなければならないときが
しばしば訪れる。
男と女の関係は、正に多様で微妙
なバランスで成り立っている。
どう転ぶかなど
誰にもわからないことなのだ。
