ニューディール株式会社が①株主による新株発行差止仮処分の申立ての取下、②会計監査人の選任、③平成20年6月期決算短信の発表に関するお知らせ、④特別損失の計上の内容及び理由ならびに通期業績予想の修正、⑤平成20年6月期決算短信を発表しました。①ですが、新株発行を差し止める仮処分を申し立てていた株主が取り下げました。会社の刑事告訴も辞さないという強い姿勢に負けましたかね?発行価額のディスカウント率、資金使途目的の観点から見ても、厳しい戦いだったはずですので、真っ当な判断だと思います。サハダイヤモンドの株主とかに新株発行の差し止めはしてもらいたかったですね。”安値の90%”が有利発行かどうか争って欲しかったです。②ですが、一時会計監査人の監査法人ウィングパートナーズを会計監査人に選任します。かの有名な赤坂満秋先生の監査法人です。③ですが、経費削減、人員削減を進める中での、マンパワー不足が主な原因で開示が遅れたとのこと。上場会社としてはあるまじきですね。④ですが、担保に供していた資産である不動産及び絵画がちゃんと売れなかったため、大幅下方修正です。⑤ですが、売上3,515百万円、営業利益△1,336百万円、経常利益△1,363百万円、純利益△2,889百万円です。株価どおりの経営成績になりました。