2014年1月
婚活もしないで立派な行き遅れになった娘がほぼ生まれて初めて
母の口から「お腹が痛い」と言う単語を聞いて驚く。
風邪はひかないし、お腹を壊しても「なんか違和感が」と言う程度で
生まれてこの方寝込んだ母を見たのは一度きり、そんな母です。

よく思い出してみると
「お腹の調子がおかしいかも」
「ご飯は少しで良い。あまりお腹が空かない」
なんて、およそ母には縁遠い単語がよく聞かれたものこの頃からだったかも知れません。
その頃久々の帰省で会った親戚からは口々に「痩せた?」と言われていました。
本人は「食べなきゃ痩せる!折角食欲がないんだからダイエットするの♪」
と大変お気楽な調子。
糖尿病持ちらしいふくよかな体型だった母はその後みるみる痩せていきます。


2014年2月
いい加減食欲の無い様子の母に大きな病院で大腸カメラの検査を受けてもらうよう説得。
糖尿病でかかっていた総合病院で、担当の先生に相談し消火器内科に紹介してもらう。
しかし大腸カメラは1ヵ月半待ちと言われました。
当の本人さんは気にも留めず食欲からの開放を大いに喜んでいるように見えました。

その間に地元のかかりつけの病院で胃カメラを飲む。
こちらは全く異常なしとの結果。

2014年4月
大腸カメラの結果も異常なし。
どう言う経緯か消化器の先生がCTを撮ってくれたのですが、

勤め先で昼休みにメールを見ると病院に行った母から「電話頂戴」の、メール。
嫌な予感を感じつつ電話をすると
「腹水が溜まっている」
「胸水も溜まっているみたい」

一人で電車で1時間もかかる病院に元気に出かけて行った母からの思いがけない報告に
電話口では精一杯平静を装って励まして切ったものの
「腹水って余命何ヶ月って人に溜まるものじゃないの?」
と、短絡的に考えて目の前が真っ暗になりました。
お母さんがいなくなるかもしれない。
この日から生活は一変しました。


ふつう腹水の有無は聴診器でも分かる、ものらしいのですが
母の場合は長年蓄えた皮下脂肪のせいで分からなかったようです。