ニュージーランドからみえてくるもの

ニュージーランドからみえてくるもの

ニュージーランド地震は2月22日。
　南島のクライストチャーチで語学学校のビルが倒壊して、日本からの多くの留学生が犠牲になった。

　そして、3月11日に東日本大震災が。
　マグニチュード9.0の巨大地震、大津波で多くの犠牲者がでた。

　そして、福島原発の事故。原子炉が停止して、再稼動するはずが、爆発、放射能汚染、電力不足、解決のめどがたたないという事態になったままだ。

　少し前までは原子力発電所を世界中に売っていこうという流れがあってた。

　東芝、日立製作所、三菱重工　日の丸メーカーは世界中に原発を売り込もうと動き出していた。

　青森まで時速320キロの新幹線が走り始めた。スカイツリーが電波塔として世界一の高さになった。日本の科学技術はすごい。こんな空気があった。

　そして、その日を境にして多くのものが変わった。

ニュージーランドでTPPに反対する運動があるという。

TPPはグローバル化に向けて必要だという考え方で推進されてきている。

原子力発電所もクリーンエネルギー（化石燃料を使わない）ということで大きな流れになりつつあった。クリーンというのは放射能事故がないのが前提だと思う。

　TPPと原発を関連づけるのはおかしいような気がしていたが、そのために生活基盤を破壊してしまうという点、利益を得る多国籍企業、政治家がいて、農業でけではなく、生活基盤を取り返し出来ないくらいに破壊してしまう点で似ている。

ニュージーランドと日本赤道をはさんで、島国の二つの国。

地震とTPPという共通したテーマが出来た。

ニュージーランドを少し知ろう。

ニュージーランド（英語: New Zealand）は、南西太平洋のポリネシアに位置する島国であり、2つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国。 　

地図でオーストラリアのすぐとなりにあるみたいなのだが、とんでもなく離れている。北島と南島は世界で14番、１２番の
面積だという。　　　　北島 113,729km² 　 南島 151,215km²

　　　　　　　　　　　　　本州 227,414km²

赤道をはさんで日本のほぼ反対がわにある。人口は430万人。羊のほうが人より多い国というイメージがある。経済規模は日本とは大きな隔たりがあうが、グローバル化の波にのみこまれようとしている点でもよく似ている。

地震が人類に対する警告なのかもしれない。　　　　　続く