私が(・・?)簿記を勉強しているのか…私自身が信じられないことになっているのです。
もともと私は、簿記など経理とは畑違いのところで働いていました。学校卒業して独身の時の職場は、パソコン(当時は、まだパソコンといえるシロモノではなかったのですが)もどきの入力作業者。
小さいときから機械が好きで子供のころ憧れた仕事は、「郵便局の窓口の人」…おこづかいの通帳をもって
貯金しにいくと機械に通帳をはさんでキーボードを打っているその作業に憧れたからでした。
だから 入力作業は大好きで結婚しなかったらずーーっと作業していても満足だったかもしれません。
けれども機械の方は、進歩していろいろな計算など ソフトによって作業ができるようになってきました。
子供を産んで再就職する頃にはすっかり パソコンになっていてメールを手初めにもともとキーボード自体は、プロだったわけだから 抵抗なくパソコンを覚え(ほんとに遊びながら)それで小さい子がいてもできる半日パートで営業事務につくことに…
ソフトを操っての請求書などの発行なのでまだこの頃も簿記とは無縁だったのです。しかし家を建てるということになり子供も大きくなってきたのを機会にフルタイムで仕事に出ることに… わりと大きな近所の会社に準社員という身分で就職することになりました。工場だったので そこで部品の管理を仕事とすることになったのですが…ここでデータを加工して在庫の管理、生産計画の先読みなどをすることに…社員食堂で経理や総務の友達がライバル意識剥き出しで簿記試験の話をしているのを横目で
「なんか難しそう~でも私には関係ないし~だって パソコンでデータいじって 人に報告して計画立てている方がおもしろいもの~」とほんとに思っていたのです。
しかし その会社も労働条件などで辞めることになりました。
今の会社に入って1年になりますが 面接の時に
「簿記ができますか?」「経理の経験は?」と聞かれ私は、「やったことも勉強したことも資格も何もありません。パソコンの資格は、ありますが 簿記なんか見たこともないです。」と言ったのですが どういうわけか
採用になってしまいました。
さっぱり わけわかんないのですが
社長は、飲むと
「簿記ができないからクビにしてできる人を採用したい」などと 嫌味をいいます。
別に私もこの会社にいたいわけではないのですが
簿記・簿記と面接のたびに聞かれる その簿記とやらをちょっとかじってみたいと思うようになりました。
できれば かりにクビになっても経理経験ありってことで世の中渡っていけそうかも などと思っています。
第一 先輩の嫌なおばさんに「パソコンはわかっても簿記の貸方・借方もしらないんじゃ何もできないじゃないの」とこのままデカイ顔されているのも頭にきている今日このごろです。
でも 人生ってわからないものですよね。なんで 簿記を勉強する羽目になっているのか今だに運命を感じてしまいます。