ニートという言葉をはじめて聞いたのは高校時代からの長い友達のメールからだ。
国家公務員の妻の彼女は、自分のことを「ニート」といっている。
「仕事をしていない人」という意味だと彼女は、言っていた。
でも 仕事をする必要が無い人をニートというのだろうか?本人曰く「教育費にお金がいるから
本当は、働きたいんだけど なかなか条件に合うところがない」とのこと。
「働きたくても働く場所がない人」とすると 彼女もニートだろう。
かくゆう私は、田舎に引っ込んだので 自分がしたい仕事は、無い。
別に大それた仕事をしたいわけではないが はっきりいって 私の居住している地方には
「正社員」の仕事がほんとにないのだ。
ここのところ求人情報は、「契約社員」「パート」「アルバイト」「派遣」
職安にいって「正社員で働きたいんです」というと 出してきてくれがこの中にも正社員なんて
ほとんどない 2年前 私がひっかかったのは「準社員」という扱いだ。正社員を希望していた私の前に
持ってこられた求人票にしたがって面接を受けて入社して2ヶ月後に会社が名称・規模変更になり
私に与えられた待遇が「準社員」。
仕事内容も残業時間も社員並 しかも 準社員は、労組に入れないので労組協定で帰ってしまう
社員の代わりに仕事をこなすこともあった。
社員以上の責任を押し付けられているのに 待遇は、「一年更新」つまり会社の景気次第で
真っ先に解雇される…ほんとに 会社本位のずるがしこい経営方針なのだ。
私が経験したのは氷山の一角だろう。この「準社員」扱いに腹を立てて2年でその会社は、辞めて
しまったが職安でこの「準社員」も省くとまず地方には「正社員」というコーナーにほとんど求人票が無いのに気が付くはずだ。
ニートの問題は、地方の不景気なども関係していると思う。