私、こんな人です
原因不明不妊歴10年以上
不妊治療クリニックで高度不妊治療(自費)
前置胎盤で妊娠中ずっと自宅安静
輸血してようやく出産
猫と食べることお出かけ大好きな男の子ママです
高度不妊治療から妊娠
不妊治療専門クリニックを卒業した周期の
治療内容
特に反復不成功で検討する方が多い
PGT-Aについて
お話したいと思います
不妊治療歴(詳細)
35歳から専門クリニックへ
AMH1.2 卵管造影異常なし 子宮後屈
人口受精×3回 不成功
子宮鏡検査
軽度の子宮鏡内膜炎→抗生剤
子宮内ポリープ除去
夫
精子DNA断片化指数検査(DFI) 異常なし
〖体外受精(自費)〗
高刺激アンタゴニスト法
採卵①
前周期(プレマリン+ルトラール)
自己注射(HMGフェリング225単位×7日間)
(ガニレスト皮下注0.25ml)
トリガー(GnRHアゴニストブセレリン点鼻薬)
5AB(自然周期移植→稽留流産手術)
→トリソミーによる流産
4BA(ホルモン補充周期→生化学流産)
4BA(自然周期移植→生化学流産)
高刺激PPOS法(デュファストン)
採卵②
自己注射(フォリルモン225単位×4日間、
フォリルモン150単位+UFS75単位×3日間、
フォリルモン225単位×1日間)
トリガー(HCG1000単位+ブセレリン点鼻)
4BC、5AD(自然周期移植、2個胚移植→生化学流産)
〖子宮内フローラ検査〗
乳酸菌が少ないため ラクトフローラ使用
不育症疑いで〖PGT-A〗に参加
高刺激PPOS法(デュファストン)
採卵③
自己注射(フォリルモン300単位×11日間)
トリガー(オビドレル皮下注40㎍+ブセレリン点鼻)
体外受精+顕微授精
PGT-A結果→高頻度モザイク(移植不可)
高刺激PPOS法(デュファストン)
採卵④
自己注射(フォリルモン300単位×11日間)
トリガー(ブセレリン点鼻)
PGT-A結果→高頻度モザイク(移植不可)
高刺激PPOS法(デュファストン)
採卵⑤
自己注射(フォリルモン300単位×8日間)
トリガー(ブセレリン点鼻)
PGT-A結果→
6cc 正常二倍体(自然周期移植)
不妊治療を振り返ってわかることは
私達夫婦の不妊ポイントは染色体本数の異常でした
妊娠経験のある方は知ってるかたも多いかもしれません
染色体の本数エラーは年齢と共に上昇します
私もクリニックで説明を受けました
36歳までの方の胚盤胞移植の妊娠率が約3割に対し
40以上の方は同じ胚盤胞移植をして妊娠率16%
流産率は40超えるとどんどん上昇していく
さらに、ダウン症をはじめとする生まれつき障がいを持つ確率が格段に上がる
(クリニックの培養士から説明の要約)
上記のことは年齢による染色体本数のエラーが
大きく影響しているのだろう
とのこと
理不尽に流産し続けるのが
私は我慢できなかったです
採卵して受精、胚盤胞になっても
移植する頃になると
また流産したらどうしよう
という思いで心がぐちゃぐちゃでした
私を助けてくれたのはPGT-Aという
最先端医療でした
PGT-Aとは
着床前遺伝学的検査(PGT)の中で
胚盤胞の胎盤になる部分から細胞を切り取って染色体の過不足を調べる検査
メリットは本数の過不足を調べることで
妊娠可能性の高い胚盤胞を選んでもどせること
デメリットは移植に適した胚盤胞が選べず
採卵を繰り返す可能性
2023年現在は採卵から移植まで完全自費診療になる
あくまで胎盤の染色体であり、
胎盤に本数以上があっても
胎児の本数に異常なしで
生まれる可能性がある胚盤胞を廃棄してしまうことがある
100%の検査ではない
(参照:クリニックのPGT-A説明資料、医師の説明)
私も妊娠までなかなか順調に来なかった方なので
流産しなくてすんだのが
すごくありがたかったです
治療歴の通り、
採卵の度に染色体異常胚で
移植できなかったのですが
移植すると必ず着床→流産する体質だったので
移植しないことで体を整える時間ができました
胚盤胞ができていて反復不成功の方は
PGT-Aは選択、検討の余地があると思います
2人目不妊の方も、妊娠中で2人目検討中の方も
頭のすみに覚えていてもらうと
選択肢が増えるかもしれません
最後に、
私がPGT-Aに感謝していること
ほとんどの初期流産は
胎児の染色体本数異常が原因といわれています
PGT-Aの正二倍体を移植したことで
12週までの心も不安定な初期に
多くの妊婦さんが抱える初期流産の心配が
だいぶ少なかったと思います
主治医からも「NIPTは要らないね」と
妊娠後は出生前診断をしませんでした
PGT-A採用には反復不成功など条件もあります
採卵から全額自費なので費用も桁違いでした
私の場合、最後の採卵~移植では胚盤胞が沢山できたので
採卵一回あたりで100万くらいかかりました
ただ
私はPGT-Aがなければ心がもたなかった
PGT-Aがなかったら不成功続きで諦めていた
お腹の子に会えなかったんです
PGT-Aを勧めてくれたクリニックの院長にも
看護士、培養士さんにも
最後の採卵時に少しお金を援助してくれた親にも
2人でもいいよと言ってくれた夫にも
そしてPGT-Aの技術に
感謝でいっぱい
この記事を書いた2023年-2024年時点では
PGT-aと保険適用採卵の併用が認められていません
未来にはもっと自由に誰でものぞんだときに
最短で費用最小限で
ベビーを授かれますように✨