先日、後輩の歯科衛生士のご主人のSRPを行いました。
1型糖尿病を持っていらっしゃり、叢生部分の歯肉はいつも炎症を起こしています。
プラークコントロールは悪くないのに、常に歯肉の炎症があり、悩んでおられました。
後輩は6月に第一子を出産し、今は専業主婦。
なので、ご主人の治療を私が行っているのです。
お仕事もお忙しいので、月に1回来院できるかどうかの状態でスタートした治療。
カリエスはないので、歯周治療がメインとなりました。
ですが、定期的に来院出来ない事を見こして、私は毎回全顎のSRPを行い、全体的に歯肉が改善するように促しました。
Fopも出来ない状況ですし、1型糖尿病。
奥さまは歯科衛生士。
私も主人に色々歯科の専門的なアドバイスをしても聞いてもらえないので、
他の人から言われた方が効果があると思い、
あえてご主人には歯周病について詳しくお話しさせてもらいました。
そして、口腔内の現状を説明し、治療の選択についても丁寧にお話ししました。
先日は再SRPでした。
1度目のSRPでは麻酔を使用せず、出来る範囲で縁下を除去。
2回目の基本検査で4ミリ以上のポケットがあった部位に限りシンマを用いてのSRPです。
すべての患者さんに行う訳ではありません。
患者さんの口腔内の状況、生活背景、治療に対するモチベーション、色んな事を考慮しで、
その人に合わせた歯周治療を組み立てます。
約1カ月半ぶりに来院されましたが、再SRPをし、
Fopで除去できそうな不良肉牙まで除去しました。
治療終了後、本人にもそうですが、
後輩衛生士にも、麻酔が切れた後の説明、SRP後の注意事項、
歯肉の感覚や、治癒経過の状況、知覚過敏の可能性などを話しました。
すると、後輩歯科衛生士が、
治療して、その後どうなるか、先の見通しまで説明しているのに対して尊敬したそうです。
自分は今まで、今やった治療内容の説明しかしていなかったって。
私にとっては当たり前のことでした。
なぜなら、自分が例えば患者さんの立場になった時に、
先のことまで教えてもらえると安心するから。
今まで、私はずっと歯科衛生士としての経験を積みながら、
より良く患者さんに説明できるように工夫を重ねてきています。
後輩の彼女も、私の行動で気付いてくれました。
「気づき」って一番の成長なのです。
私が当たり前のように行っている行動を、サラリと流してしまえば尊敬できません。
彼女も成長出来ません。
育成や教育に携わるようになり、
教えるって本当に難しいものだと思っています。
なので、私が当たり前のようにやっている事を見せることで、
気づいてくれると嬉しいなと思います。。。




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