歯科衛生士のスキルを上げるのはとても難しいこと。


人にはそれぞれ向き不向きがある。


好きな事だけ仕事にすることは出来ないから、

不向きな事にも逃げずに向かって行かなきゃいけない。


ブラッシング指導は好きだけど、SRPは苦手。


P処置はモチベーションあげるのが大変。


歯科衛生士やってれば、いつも壁にぶつかる。


嫌だけど、目の前の患者さんからは逃げられない。


勉強するしかない。


努力するしかない。


どんなに苦手だって、目の前にいる患者さんのために

少しでも自分が関わることに、

良かったと言ってもらえるように、

やればやった分、結果は患者さんから返ってくる。


どんなに先輩歯科衛生士が

「ああしろ」「こうしろ」とうるさく言っても、

結局のところその人次第でスキルは伸びる。


先輩衛生士になった今、

うるさく言っても仕方ないと思っている。


やるのは本人次第の努力。


私は後輩衛生士のサポートをするだけ。


それでいいのか戸惑う事もあるけれど、

楽しく仕事が出来るようにサポートすることがイイと思っている。


仕事が楽しいと思えるには、

結局スキルを伸ばさなきゃいけないんだけど。



私にも新人と呼ばれていた時期があります。


出来なくて怒られたことも、

分からなくて怒られたことも、

たくさん経験して今があります。


ベテランと言われている今でも、

分からない事、出来ない事あります。


本当は必死に勉強してますし、反省と改善を繰り返しています。


後輩や学生に色んな相談を受けます。


相談は、私にも経験があることばかりなので、

親身になって相談に乗ることが出来ます。


「わかるわかる。」

「私もあったよ~、そんなこと」

みんなの悩み、私も歩んできたのです。


そうすると、後輩や学生に言われることは、

「そんな経験あるの?!」

「本当に???」っと言われます。


私だって、もがき苦しんで今まで来ました。


テクニックスキルだって、

コミュニケーションスキルだって

マネージメント意識だって、

人間関係だって、

相当悩んできています。


それを繰り返し経験し、

乗り越えてきて今があるのです。


ベテランと呼ばれている歯科衛生士の今までの歴史。


たぶん順風満帆ではないのでは?


自分がそうなので、先輩歯科衛生士の歴史を私は知りたがってしまいます。


ベテランだって新人の時代はあるんです。


今となっては何でもできる人に見られていますが、

それはそれは努力のたまものなのです。


仕事のできる歯科衛生士は、患者さんとの会話の中で生活習慣の情報を収集しています。


一見、ただの会話のように見えて、心配りを忘れず、無駄な話は一切ないのです。


患者さんと仲良くなるのではなく、信頼関係を築く時間。


常に時計をチェックし、経過時間を把握。


ただの会話のように見えていても、プラークコントロールの指導やモチベーションアップを図っているのです。


時には「実は私も…」と自己開示することで、患者さんも心を開いてくれるのです。


「いい天気ですね」などと、たわいもない会話から入り、


「この前の治療は大変でしたね?」


「今日は雨だったので、大変だったでしょう。」


患者さんの立場を少しでも理解しようとする姿勢は、必ず患者さんとの信頼関係を確立させていきます。


歯科衛生士として、あれも言いたい、これも指導したい。


専門分野を勉強すればするほど、患者さんへの説明する時間は長くなってしまいます。


ですが、これは一方通行。


まずは患者さんの背景、性格、健康志向、価値観、色んな事を聞き出します。


その方の5年後、10年後を見据えた指導を会話の中に取り入れ、

サポート出来て初めて、歯科衛生士の力が発揮するんではないでしょうか?


仕事が出来る人は、色んな顔の自分を演じています。


プライベートの顔と、仕事時の顔、使い分けていますか?


白衣を着れば歯科衛生士。


プライベートでどんなことが起きようと、どんな状況でいようと、

白衣を着たら、歯科衛生士の自分を演じる女優になるのです。


それがプロ。


仕事をすれば、みんなプロ。


歯科衛生士になりたての人だって、患者さんから見ればプロ。


1年目だろうが、3年目だろうが、10年目だろうが、外見からは分からない。


歯科衛生士の顔を演じきってこそ、プロ。


素敵な女優になろう。

ブラッシング指導はコミュニケーションスキルが必要。


SRPにはテクニカルスキルが必要。


愛嬌ばかり振りまいててもダメだし、職人気質になってしまってもダメ。


ソフトもハードもうまくこなしてこその歯科衛生士。


それが私にとってはいい意味でやりがいのある仕事になっている。