もう1ヵ月ぐらい前の話なんですが、息子が歯の治療をしました。

 

最初に行っていた歯科医では息子の年齢用の器材がなかったため、小児歯科にトランスファーしました。それが起きたのが年末。実は、今年から別の歯科保健に切り替えたため面倒なことになり、治療の日付が遅れて3月になったんです。新しい保険に切り替える時は年末・年始に医者にかかるのを控えたほうがいいんだなと勉強になりました。

 

さて、この息子の治療ですが、せっかく小児歯科に変更したのにここでも通常の処置は難しいと言われました。というのも、うちの息子は咽頭反射(gag reflex)がひどくて治療がしょっちゅう中断するんです。ちょっと削って薬を塗る程度なら我慢ができるようになったのですが、奥歯の虫歯がひどくてその治療が必要だったんです。夫の話によると、レントゲン写真を撮るだけでしょっちゅうえづいて大変だったんですって。

 

そこで小児歯科の先生が提案したのが麻酔。局所麻酔ではなく全身麻酔です。歯科治療に全身麻酔って・・・「まさかー」って聞いた時は思ったのですが、先生が笑気ガスのようなリラックスさせる物では無理って言ったみたいです。

 

そして、その麻酔のお値段が、900ドル!!

 

もちろん、歯科に麻酔医(Anesthesiologist)がいるわけもなく麻酔医を派遣する機関から来てもらうようです。手配は小児歯科の方が治療の予約にあわせてしてくれましたが、料金の確認や保険の確認などは自分たちでやらなければなりませんでした。夫が麻酔医の派遣会社に電話をして保険の情報を渡したところ、受付の人から「歯科治療にかかる麻酔は保険でおりない場合があるから、900ドル自己負担になると思います」と言われました。

 

麻酔をしなければ虫歯の治療ができない息子って・・・金かかりすぎ!!

 

日本でも歯の検診や治療にはほんと苦労したんです。治療器具一つ一つに「これ何?何をするための物?」と質問をして、その答えに納得しないと絶対に口をあけないんです。不安だったのかもしれないけど、ほんと困っていました。

 

もっと小さい時は歯磨きでも「おえっ、おえっ」とえづいてたんです。今は良くなったけど、やっぱり奥歯の治療にそのままでは無理。

 

治療の日、まずは麻酔代全額の900ドルを払いました。治療には夫が息子と行ったので、あとで保険に請求するためにちゃんと領収書をもらってくるように言いました。保険会社のサイトを確認したところ、吐き気をもよおす子供や咽頭反射がひどい人で、医者が「麻酔が必要」だと判断した場合は保険でカバーできる可能性があると書いてあったんです。

 

麻酔代にお金がかかっているので、歯科の先生も「今日で全部の歯を治療しちゃいましょう!」と、一番ひどい奥歯の治療後に他の歯も全部調べて小さい虫歯なども削って薬を塗ってくれました。

 

そして、その治療代は450ドル。

 

もう笑っちゃうよね。歯の治療だけで合計1350ドル(約15万円)ですよ。笑い泣き

 

Emergency Fundがあって良かった。Emergency Fundを貯めてない人がいたら、ほんと貯めておくべきですよ。基本は1000ドルで、理想は3~6カ月分の生活費分ですって。うちは1ヵ月分貯めていたとこで、猫の治療費や息子の歯科治療やらで1000ドルに戻っちゃいました。

 

450ドルは、歯科が保険会社へ請求をして、保険会社から自己負担分を請求してくれるそうです。最初、歯科の受付から「今日ですべて払いますか?それとも、こちらが保険会社へ請求して保険会社からそちらに請求してもらいますか?」というので、何が違うのかまったくわからないけど、歯科側で保険会社の手続きをしてくれよと思ってしまったので、後日保険会社から請求してもらうことにしました。まだ請求書は来ていませんけど。。。

 

そんなんで大きな出費が続いたのですが、実は今日、麻酔医の派遣会社から連絡があって、うちの保険がカバーできることになったらしく900ドルのうちの600ドルを払い戻すというじゃありませんか!!笑い泣き音譜音譜

 

自分で書類を出さないといけないかーと思いながらまだやってなかったので、これは嬉しいニュース!麻酔代が900ドルから300ドルに減りました~。カードに払い戻すか小切手を送ると言ってたらしいので、カードはカードでもデビッドカード払い。銀行口座に直接振り込んでもらえないなら、小切手を送ってくれるようにお願いしました。

 

娘のニキビ治療にも毎月150ドルぐらいかかっているので、少しでもお金が戻ってくるならすごい事です。ラブラブ