※写真はイメージです。
社会人になって勉強法のHOWTO本を読む機会が増えたんですが、最近どの本を読んでもだいたい同じことを言っているなと感じるときがあります。違う著者が書いているので、言い回しは異なりますが言わんとしていることはだいたい同じ。今日はそんな中から頻出の6つの勉強法を紹介します。口調がHOWTO本っぽくなってるのはご愛嬌w
では、いきますよ。
目的とご褒美を設定しよう
目的をなるべく具体的に設定することで勉強のスピードがアップする。例えば、英語の勉強をしよう!と漠然と考えているのと、英語で情報収集するためのリーディング力を身につけたいと考えているのでは、どちらが効率がいいだろうか。おそらく後者だろう。本を探すにしても後者ならリーディングに特化した本を選ぶし、読み始めてからもなんのために英語を勉強したいのか分かっていると迷いがない。
さらに、ご褒美をイメージすると効果的だ。ご褒美といってもモノでなくてもいい。勉強することによって得られる成功イメージをご褒美にしよう。前出の例で言えば、英語のリーディングが出来るようになったことで、朝カフェで英字新聞を読んでから出社するようになる。出社後は朝の共有会で海外の事例を共有している俺かっけー!みたいな感じで。このときのイメージは自分の生活に密着してイメージしやすいもののほうがいいらしい。
ちょっと背伸びした目標を立てよう
習得に長い期間がかかる勉強は、細かい目標に分割して進めよう。勉強が進んでいる実感を得られるからだ。そして、目標はちょっと背伸びすれば達成できるくらいのものにするのがいい。大きすぎる目標だと、どう頑張っても達成できずにモチベーションが下がってしまうし、簡単すぎる目標では実力がつかない。ちょっと背伸びをするためには今の自分の実力を知る必要がある。しかしながら、自分自身では、実力を正しく評価できないことが多いので、その道の先達や近くの先輩にアドバイスしてもらうのがいいだろう。
勉強仲間をつくろう
勉強仲間とはライバルとして競いあってもいいし、同じ目標に向かって共闘してもいい。
自分のモチベーションが下がっているときでも、パートナーのモチベーションに相乗りして前に進めることもある。また、「いつまでに、なにをする」と宣言してしまうと無理矢理にでも勉強を進めるものだ。
短期間でガッツリより、長期間ちょっとずつやろう
短期決戦で、無理なスケジュールを立てての勉強はうまくいけば大きな効果を得られるが、実際は行動に移せずに終わることが多い。人間誰しも、毎日のリズムを大きく変えることは無意識に拒否してしまうからだ。最初は簡単なことでいいから小さな一歩を踏み出そう。そして、それを続けよう。そのほうが、結果的に見れば効率がいいことが多い。継続は力なり。また、勉強することが毎日のリズムの中に組み込まれてしまえば、今度はそれを止めることのほうが難しくなる。変化への無意識の拒否を利用してハマっている状態をつくろう。
分からなくても繰り返えそう
未経験の分野に飛び込むときは、どこを見ても分からない事だらけで正直折れたくなる。そんなときは、分からないところはしれっと飛ばして先に進もう。そして、最後までいったらまた戻ってくればいい。次来たときには、分からなかったことが分かるようになっていることが往々にしてある。
また、この方法は睡眠学習でより効果が出るらしい。寝る前に本に出てくる単語だけさらっと見ておくだけでも脳に情報が蓄積されており、睡眠中に整理されて、次に読んだときの理解のスピードがあがっている。
定期的に復習しよう
超有名なエビングハウスの忘却曲線。ほとんどの勉強本から引用されるこの実験、Wikipediaによると心理学者のヘルマン・エビングハウスが発見した忘却の法則で、
20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後には、79%を忘却し、21%を覚えていた。
という結果が出ている。
この法則を逆手にとって、翌日、一週間後、三週間後に復習をすることで記憶の定着が強くなるらしい。
こうして書き出してみると、まぁ当たり前っちゃ当たり前のことなので、誰がやっても効果が出る鉄板勉強法と言えるんじゃないかと思います。