Teddy's Blog

Teddy's Blog

鱒達に出会う休日:A Holiday that Encounter the Trout

Amebaでブログを始めよう!

我が家にEVが来て早、半年が経とうとしています。今日はEVの充電器に関してお話しします。

 

充電器を選ぶ際の条件としては、

  1. 6kw以上の出力があること。
    これは、まず2台のEVを一日で充電しなければならないこと。しかも一日に120㎞程走るため、2台だとMax60kwほどの充電量が必要になる。しかもここは極寒の釧路、冬になれば充電効率も電費も悪くなることは目に見えている。
  2. デマンドコントローラ(パワーブースター)が必要。
    自宅はオール電化のためただでさえ電気を使う。そのためにデマンドコントローラーがないと頻繁にブレーカーが落ちてしまう。
    デマンドコントローラー:ブレーカーが落ちないように自動的に電気の使用量を振り分ける。もちろん家庭用電源が優先。自宅での使用電流が大きくなると充電器側の電流を減らす仕組み。
  3. できるだけ安価に買えるもの変えるもの。
    しかし、アフターサービスは必要なので中華物は対象外として、日本に代理店のあるものを選んだ。

結果、選んだのはPulsarPlus EV充電器 6.4kw Wi-Fi/Bluetooth対応 Wallbox デマンドコントローラーを付けて約20万円。ここで失敗したのは、この金額を出すのだったら日本で実績のあるDELTAのQ-VECにオンデマンドコントローラーを付けて購入できた。


 

良かった点:スマホがあれば離れていてもコントロール可能。(プラグは手動で入れないとだめよ)現時点ではまずまず使いやすい。深夜電力の安い電力で充電をしています。

 

悪かった点:代理店であるカスタマーサービス(Yourstand)が最悪。全くの素人です。すぐ言い訳に走ります。「6.4kw出せますか?契約電流は60アンペアです」と購入前に確認したところ「大丈夫です」と。しかし、実際に6.4kw出すには50アンペア必要です(60アンペア契約ではすぐにブレーカーが落ちます)。実際には32アンペアまでで、それでは5.4kwしか出ない(それでもブレーカーは落ちる)ということを購入、設置後2か月たって初めてサービスから聞きました。また、デマンドコントローラー(パワーブースター)を設置しないと60アンペア契約ではブレーカーが頻繁に落ちます。ただし、デマンドコントローラーをつけると4kw程度しか出ません(どの程度家庭で使用するかによりますが) 

 

最終的には契約電流を100アンペアまで上げてやっと6kw(デマンドコントローラーが働いている)で充電しています。設定電流は40アンペアにしています。

 

機械としては良いものだと思います。しかし今の代理店(Yourstand)ではお勧めはできません。

 

冬になって充電スピードが落ちてきました。

最低気温-10度くらいまでは特にスピードの低下は感じませんでしたが、-20度くらいになるとがくんとスピードが落ちます。これは車側の問題なのかもしれませんが。

2台充電すると最低でも12時間は必要になってきました(60kw以上)かみさんの車は夕方から、私の車は23時から。これができるのはやはり6kw以上の充電スピードだからですね。

 

何とかこれで冬は乗り切れそうです。

 

 

 

なんとなんと、とんでもないリコールが出てしまいました。

-------------------------------------------------

■不具合の部位(部品名):電動機(バッテリー エネルギー コントロール モジュール)

■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
 電動機の電源装置において、バッテリー エネルギー コントロール モジュールの制御プログラムが不適切なため、バッテリーパックアッセンブリの熱過負荷状態時に温度異常を監視できないことがある。そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、バッテリーパックアッセンブリ内のリチウムイオン電池より火災が発生するおそれがある。

■改善措置の内容:
 全車両、バッテリー エネルギー コントロール モジュールの制御プログラムを書き換える。なお、車両年式によって恒久対策用のソフトウエアの供給に時間を要する事から、①暫定対策用のソフトウエアに書き換え、準備が出来次第、②恒久対策用のソフトウエアに書き換える。
 なお、改善のためのプログラムの書き換えは、下記のいずれかで行う:
 - 販売店に入庫して診断機により実施する。
 - 対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう。

-----------------------------------------------

 

改善措置の内容がなんともわかりにくい。

 

海外のリコール情報のほうが詳細に出ている。

H441 - Customer Letter  UK

https://www.ipaceforums.co.uk/attachments/h441-customer-letter-pdf.9138/

H441 - Battery Energy Control Module (BECM) software update UK

https://www.ipaceforums.co.uk/attachments/h441-battery-energy-control-module-becm-software-update-pdf.9139/

H441 - Questions & Answers UK

https://www.ipaceforums.co.uk/attachments/h441-questions-answers-pdf.9137/

(すべて英語です)

 

その中で注視すべきは、

急速充電は75%まででの充電でストップするということ。

普通充電であれば100%まで充電できるようです。

   

 

 

左は急速充電、90%と出ているが238㎞しか走れない。60%程度の充電率。

右は普通充電、81%だが305㎞走れると出ている。

これで、とりあえず暫定的な処置をして、順次、最終的な処置を行うということのようです。

また、2021年以降のi-paceを先にリモートで最終的な処置を行うようで、2019年と2020年は後回しになるようです。また後者は最終的なソフトウエアのアップデートはリモートではなくディーラーで診断機を使って行うようです。(北米情報、日本は不明)

 

いずれにしても、メーカーはもう少しユーザーに寄り添って対応していただきたいですね。ディーラーもよくわかっていない状態ですから。

 

 

 

そもそも、なんでEVなの??って聞かれそうですね。

なんでかというと、

*ひいきのGSが閉まってしまうから。

*燃料高すぎ。

この二つが大きな理由です。

 

そしてもともと興味があったことも大きいですね。

 

ただ、いくつかの条件がありました。

 

①片道約56㎞の通勤で快適に運転できること

②エアコンがヒートポンプ式であること

③バッテリー容量が大きいこと

④AWD(四駆)であること

⑤エアサスであること

 

これらの条件から、ジャガーi-paceとテスラtypeSが残りました。

 

しかし、テスラは道内で試乗できる車が一台もないXXX。

さすがに乗ったこともない車を買うわけにもいかず、たまたま札幌にあった20MY HSCに試乗し購入を決めたのでした。

 

条件①に関しては運転自体は快適そのもの。何らストレスを感じない。

条件②は冬を考えた場合、車内のプレヒーティングはもちろんのこと、バッテリーのプレヒーティングも必要になるのでどうしても効率の良いヒートポンプ式は外せない。

条件③はこちらも冬を考えた場合、ある一定の容量がないとちょいと心配。充電にも時間がかかるだろうし、電費も悪くなると予想。

条件④は冬道はねぇ。

条件⑤は雪が降った日に車高を上げられないと仕事場に行けませんので。

 

ジャガーi-paceはこれらの条件を何とかクリアしてくれました。

 

さて、これで冬を迎えてどうなるか楽しみです。

 

次回はリコール、H441に関して。