
散歩中の犬同士のけんかが原因で、自分の飼い犬に相手の犬の飼い主をかませてけがを負わせたとして、福岡県警宮若署は10日、同県宮若市原田、農業大峯進容疑者(76)を傷害の疑いで逮捕した。
大峯容疑者は「犬が勝手にやったこと」と容疑を否認しているという。
発表によると、同日午後5時40分ごろ、大峯容疑者が自宅近くの堤防で雄の雑種犬(3歳、体長約70センチ)を散歩させていたところ、この犬が同県福津市の会社員男性(53)が連れていたビーグル犬にかみついた。
大峯容疑者は、男性から「危ないやないか」と注意されたことに激高。雑種犬の首輪につないだロープを放し、「かみ殺せ」などと言いながらけしかけて男性の右手にかみつかせ、7日間のけがを負わせた疑い。
という事件があった。
昔小説の中に、猿や蛇を使って密室を作ったり、完全犯罪を目論むものがあったが、『噛み殺せ』という指示に従って犬がそこまでするのは恐ろしい限りですね。
相当教育を要する警察犬みたいなものですよね。
怪我をされた方からすれば、犬に感動しているべきものではないものの、しつけを注意されとあるものの、十二分に躾けられているこの加害犬が、そんな行動に出たのか?
日本人の犬に対する考え方、思いやりは昔『南極物語』という物語で言われたように非常に悪い。
あの南極物語は南極の観測隊が船の座礁によって、荷物やさらに犬を置き去りにしなければならなかった。さらに置き去りにするのに、犬を杭につないで帰ってきてしまったというもので、しかし翌年南極の同地に行ってみるとタロとジロだけは生きていたというのを感動の名作に仕上げたものであるが、確かに結果を歪めて考えれば感動の名作となる。
しかしこれがイギリスであるならば、どうかというと昔から暖炉の前で犬が寝そべっている映像というのをよく見かけるが、イギリスでは極寒な時期がある故動物を外で飼うことができない。故に人間と動物の共存が義務付けられているゆえ、動物に対する愛情もひとランク上といっていいものであろう。
イギリスの犬は、来客の足にまとわりついて匂いをかいだりは決してしない。日本では当たり前の光景だ。
動物愛護の問題から、イギリス人ならば南極物語のようなケースでは決して杭につないで置き去りにしたりはしない。杭につないで置き去りにしたりしたら、その後犬達はどうなるだろうか?
寒さに凍え、飢えに苦しむ、そして苦しみぬいた上に死んでいくのだ。
愛する者が、何日も何日も苦しみながら、もがきながら死んでいくことをどうしてさせられようか。あり得ないのだ。
イギリス人ならばその場で犬たちを射殺し、その後苦しまないようにしてあげる。
しかし日本人は自分が愛する者が、苦しみもがきながら死んでいくことを理解しながら、しかも追いかけられないように杭につないで、自分が犬を殺す苦しみ、自分の苦しみから逃げただけなのだ。
しかもたまたま生きていたタロとジロにしても杭を引きちぎり、死んでいった仲間の肉をくらい、凄絶な状況を本当にたまたま生き残っただけで、しかしながら杭につないだ時点で、この生還を期待したものは誰もいないということになる。
これを美化した南極物語など茶番だと思いながら結局本編を見ることはなかったが。しかし何にしても生きていたことに価値をみる考え方もあろう。こればかりは本当に正しいことは何なのかは全く分からない。
しかし言えることは、犬を本当に愛するならば、人と共存できる教育が必要だと言わざるを得ない。すなはち、人間にまとわりつき匂いをかいだりする習慣や他の犬とみると吠えたり、かみついたりはあってはいけないことになるであろう。
そういう教育で犬を躾けられて初めて人間が愛すべき存在になるのではなかろうか?そうでないならどんなに愛してもペットの域は出られない。