金沢ひかり】レスリング55キロ級で五輪と世界選手権を合わせて14連覇を達成した吉田沙保里選手の地元・津市一志町で26日、「第1回吉田沙保里杯レスリング大会」が始まった. 五輪3連覇を記念し、津市が主催して初めて開催した大会で、吉田選手も会場の津市一志体育館に駆けつけた. 参加したのは、東海地方を中心に10県から集まった3~15歳の約380人. 26日は合同練習が行われ、吉田選手と北京五輪銀メダリストの松永共広選手が約2時間半、基本的な動きや試合形式の技術指導をした. 吉田選手は「タックルに入る時は、肩を相手のおなかにぶつけ、ひざの後ろにしっかり手を回して」とアドバイスした. 石川県から参加した小学4年の水澗琉奈(みずまるな)さん(10)は「丁寧に教えてもらえて良かった. タックルがすごかった」とうれしそうだった.