秋を飛ばして、一気に冬になってしまった日本列島です。
乾燥も激しくなってきますが、あまりの寒さにいつもよりストーブなどを出すのが早くなっていませんか?
乾燥と火の元、となれば火災が多くなる時期になったということです。
殆どの都道府県で住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
しかしながら、導入が進んでいないのは事実で、こちら青森県では設置率60%を超えた程度のようです。
火災警報器も、設置基準だけでは十分とはいえない場合も多く、例えばキッチンのレンジ上部への「熱感知器」は殆どの都道府県で設置義務がありません。
しかしながら、実際に火災の原因になるものは鍋の加熱などによるものも多く、キッチンで発生した火災が「煙感知器」によって検知されるまでになった場合には、既に手遅れということが多いのです。
みなさん、住宅用火災警報器に
「煙感知器」
「熱感知器」
があるのはご存知ですか?
意外なことに、販売店などでも違いを明確に知らず、ひどい防災ショップになると「安いから」という理由で煙検知器だけをつけることを推奨したりもしています。
設置義務は「煙感知器」のところが殆どですが、安全性を考えると熱源近くに「熱感知器」を設置することも考えておいたほうが良いと考えております。
1個3~4000円程度ですが、火災の早期発見がしやすくなることで被害拡大を防ぐことが出来るかもしれません。
煙感知器設置時に一緒に設置してもらえば、業者依頼しても工賃が安くつきます。
高齢者の独居住宅などでは是非設置を考えてみていただきたい商品です。
ちなみに青森ではリビングや居間には煙検知器の設置義務すらないため、LDKなどでは火災が発生しても一切火災警報器が作動しない可能性が高いです。
我が家を含めた当社設置物件では、熱源部へ熱感知器設置と、居室への煙感知器設置をオススメしております。
尚、現在ですと配線工事を伴わない「無線式連動型感知器」がございますので、予算が許せばこちらを推奨いたします。