Mictlan -2ページ目

Mictlan

ミクトランは、アステカ神話において九層目にある最下層の冥府であり、北の果てにある。

「マロニエ王国の七人の騎士」

岩本ナオ 月刊フラワーズ連載中

 

自分用メモで公式見解ではない考察を含みます。

以下、感想というか気づいたことメモ。これを読んでもあらすじはわかりません。

最新巻までのネタバレ全開なので、ネタバレを好まない方は以下読まないようにお願いします。

 

【5巻】

・8ページ「サトゥルノから昔もらった「風の力」をさっきサムソンに渡したから 俺はもう突風は止められない」え、君が止めてたの?と思って4巻に戻ってそれらしいシーンを探した人ー? はーい。 それらしいシーンが見つかったひとー? (しーん)(見つからん)

 

・17ページ「久しいな8のジャガー王」

 →食べ物の国の亡霊のうち、真ん中の牛の角みたいのがついてるでかいのは、この後に活躍する「太陽」神、通称「御神様」。両脇の2名は名無しの付き人で、冥府様と月様ではない。

 

・29ページ「獣使い君を置いてきてください 生き物の国に」

 →3巻での宰相の独白のとおり、派閥争いとかちっぽけなことではなく、神様の力を受け継いだ兄弟達をそれぞれの国に帰すべきだという信念に基づいて宰相は行動している(はず)。

 

・33ページ「待ちくたびれたよ 獣」4巻110ページで「ここが この国で一番あちらに行きやすいから 君はここに落ちてもらうよ」とつぶやいて以来ずっと待っていてくたびれた模様。

獣使いとヒンヤリは初対面なのに、秒で獣使いが戦闘モードに入りヒンヤリを殺しに行ってるのは、本能で敵であると認識した? それとも国民を動物に変えた「食べ物の国の商人」の人相を事前に聞いていたからか?

なお、これ以降のアクションシーンは、眠くない(長男)のエピソードの頃と比べると、コマ割りや構図がとても格好よくなっていると思うのだが、岩本先生はいっとき少年マンガのアクションシーンを研究したとおっしゃっていたので(どこで読んだか失念)、その成果なのかな、と。

 

・51ページ「君のそのよく切れる剣で どこまで持つか……」剣自慢が3巻で準備した短剣には、もちろん良く切れるまじないがかけられていたものと思われる。優位に立っているかのようなセリフを口にしたヒンヤリだが、直後に、獣使いに加勢する洞窟のコウモリ達に襲撃されて形勢逆転。いやでも正直、世界中の獣を統べる王って最強ですよね。剣自慢もエリーも決して獣使いにはかなわない。

 

・53ページ「僕は 一度でいいから……」獣使い、胸に剣を突き立てるの躊躇わなさすぎてワロタ状態なのはさておき、深手を負ったヒンヤリの瞳に、獣使いは父親の面影を見て狼狽する。ヒンヤリもペレグリナスと同じく、神でいなければならないという立場に苦しみまたはうんざりし、人間になって本当に好きなことをしたいと願っているだけの存在であって、絶対的な悪ではないのだ。

 

・57ページ「びっ」実はこのシーン、何が起こっているのか当初わからなかったのですが、3周目くらいでようやく、別の場所に居るジャガー王が雷を落として獣使いに助太刀したのだと判りました。これ以降、ヒンヤリは焦げて真っ黒に。

 

・88ページ「と…友達って… どうしたら… いいんだ…」ほんの少し前にバチバチやりあっていた獣使いとヒンヤリは、実はどっちも(1)ずっと友達いなくて(2)一人目の友達できたばかり、という似た者同士。シロネンを大切に思う自分の気持ちと同じものを、ヒンヤリも持っているのだと知ったとき、和解は訪れるのだろうか。

 

・126ページ「だったら……僕は一体なんなんだ…… 君達が存在するなら……僕なんていなくていいのに……」

 →そうなんですよね。「ほんとうの神様はたったひとり」であるならば、それはヒンヤリなのか、7兄弟なのか?

 

・179ページ「行こうよ 僕がついてるから」 本当はコレットの身を案じてついてきてほしくなかったのに、コレット本人が(高額日当につられて)行きたいと思っていることを察し、瞬時に笑顔で「行こうよ」と言ってコレットの気持ちを後押しできるハラペコ。対人スキル皆無な獣使いと同じ兄弟とは思えない。

 

・181ページ ナレースワンの上に浮かぶのは食べ物の国の亡霊。「地下世界」神、通称「冥府様」。

 

・184ページ「行っちゃった……食べ物の国に行っちゃだめって……言いに来たのに……」 ヒンヤリはなぜハラペコを止めにきたのだろう? 彼は眠くないを手に入れることに失敗し、次は食べ物の国と結託し(唆され?)て獣使いを手に入れようとしたがこれも失敗し、順当に考えれば、食べ物の国を単独で訪れるハラペコを次のターゲットに、という流れになりそうだが??

 →こういうことかも。

  ①食べ物の国には八百万の神が居て、そこではヒンヤリの力も800万分の1になってしまう。(生き物の国で166分の1の力になってしまったのと同じロジック)

  ②他の799万9999柱の神は、御神様を筆頭に「ハラペコが来たら焼いて食べるぜ」と盛り上がっている。

  ③そんな中、ヒンヤリが己の目的のためにハラペコの身柄を確保するのは至難の業。

  ④ハラペコが焼いて食べられてしまうと、ヒンヤリの代わりになる人材候補を1名失うことになる。

  ⑤とりあえず今は食べ物の国に行っちゃだめ。

 

 

この巻で獣使い篇が完結しましたが、「友達ってどうしたらいいんだ」とオドオドしてからの、言葉の少ない彼ならではの直球ストレートなシロネンへの距離の詰め方が良かったですね。24話は、全ページフルカラーで読みたい。