第6回ブログ-ゴールデン街- | 消防設備や防火対象物の点検ならテクニコ株式会社(大阪・東京)

消防設備や防火対象物の点検ならテクニコ株式会社(大阪・東京)

消火器、誘導灯などの点検・修理・交換、消防設備や防犯設備についてのブログ。テクニコ株式会社(大阪・東京)

-前回のブログ「第5回ブログ-社内のご案内の巻(其の1)」- で次回は本社紹介の続き、みたいな事を書きましたが、ちょっと脱線。

昨日、新宿歌舞伎町のゴールデン街で火災がありました。

女性が煙を吸われて軽傷を負った他、500世帯が長時間停電するなど大変な火災事故になりましたが、延焼範囲はさほど広くなかった事と、何より死傷者が出ず本当に良かったです。

数棟が燃えてしまった事は残念ですが、ほとんどの店が営業を再開しているようです。

ところでこの「ゴールデン街」。
我々大阪の人間からするとあまり馴染みの無い名前かもしれないですが、歌舞伎町一丁目という都心の一等地に有りながら建物や人も含めて昭和の空気が残る、とても濃厚な雰囲気の飲食店街が集まる一角です。大阪で言うと味園ビルやその周辺などが似た雰囲気だと思います。

私も、数年前東京に行った折に中を通った事が有り、キレイな外装の店も結構入っていたりしましたが、狭い通りに古びた飲み屋がひしめき合う光景にどことなくフューチャーを感じるのは、古めかしい建物の隙間から見えるビル群や、ここが新宿であるという事実との対比から生まれているものなのかも~、なんて考えていた事を思い出しました。


で、何が書きたいのかというと・・

今回の火災での死者はおらず被害自体も最小限に抑えられたようですが、消防法的な部分で今後の存続に関わるような大事にならなければ良いなあ・・と思う次第なのでございます。
こういう場所は副次文化的にとても重要なスポットだと思うのですが、日本は得てしてそういう部分に対して無頓着なので、こういった場所で大規模な火災などが起こるととても不安になりますし、何より消防法に深く関わる仕事をしている以上とっても複雑な心境になるわけで・・。
海外だとお国が援助金を出すなり法整備をするなり、文化的にも生命財産的にも補完するというようなハッキリとした対応があったりするのですが。

でもまあ「君が心配する事じゃ無いよ」、とゴールデン街に関わる方々にも言われてしまいそうですし、当事者の方達にとっては副次文化的重要度なんて事よりも、単純にこの場所や人々への愛着って部分の方が重要なんじゃないだろうか、と思ったり.
さらに言えば昔から開発に伴う立ち退きの危機は何度もあったようですし「援助など要らん、失せろ」、って考え方もあるんじゃなかろうか。

・・と、特に総括が有るわけでもなく、消防用設備会社のブログとしては若干微妙な内容ですが、読者さんもおられませんし、誰もいないネット空間に向かって喋っているだけなのできっと大丈夫。


次回は社内案内の続きを書きます!