東京都内で新たに243人感染 新型コロナ、過去最多
東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに243人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者として9日の224人を上回り、過去最多を更新した。都内の感染者は累計7515人となった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61378010Q0A710C2000000/
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日本の感染者数の増加が止まりません。
同時期に移動制限を解除したドイツなどと比べて、明らかに抑え込みに失敗しています。
どうしてこうなってしまったのか?
日本はそもそも検査数が少なすぎたんだと思います。
”検査を増やすと軽症者が病院に押しかけて医療崩壊する”なんて、本末転倒の話がネットやテレビで流れ、病院に行くのが悪というような雰囲気になってしまった。
それだけでなく、保健所も実際に検査をどんどん断っていた。
そのため他国に比べて検査数が桁違いに少なく、実際の感染者と公表された感染者数の間に大きな隔たりがあり、水面下で隠れ感染が進行していた。
諸外国から称賛された日本の感染者数の少なさは、何のことはない、検査数が桁違いに少なかったから感染者を補足できなかっただけの話で、移動制限を解除した6/19時点では、解除できるような状態ではなかったということなんだと思います。
明らかに感染第二波の様相ですが、今後どうなっていくのか?
感染第一波の時の状況を参考にすると、以下のようになります。
<若年層>
<高齢層>
<感染第一波>
3/23 東京都の花見シーズン
4/10 一次感染者数ピーク
5/1 二次感染者数ピーク
東京の花見シーズンで老若男女を問わず感染。
その一次感染者が発症し、4/10に感染者数ピーク
その一次感染者から広がったと思われる二次感染者で、5/1頃再びピークを迎えています。
若年層は一次感染者が多く、高齢層は二次感染者が多い。
行動量の大きい若年層から感染が広がり、自宅や職場に持ち帰って高齢層に二次感染が広がった様子がわかります。
そして高齢者ほど重篤になりやすく、この二次感染者が病床を埋め、医療崩壊寸前まで行ってしまいました。
<感染第二波>
移動制限解除が6/19
仮に7/10が一次感染のピーク同じペースで進んだとすると、以下のスケジュールになると思います。
6/19 移動制限解除
7/10 一次感染ピーク
8/1 二次感染ピーク
同じペースであれば8月には高齢者を含む層に二次感染が拡大し、病床を埋める事態になりそうです。
高齢者に感染拡大し、病床が埋まるのはこれから。
「軽症者が多い」なんて言ってる場合ではないと思います。
前回、「アメリカの死亡者数が増えてきたら注意が必要」と書きましたが、アメリカの死亡者数も増加に転じてきてます。
こちらは黒人暴動を機に感染が拡大した様子がわかります。
株価と違い、実際の社会や経済活動は、理屈通りに動きます。
週末の株価は跳ね上がりましたが、リスクオン姿勢で見るのは難しくなってきたと思います。
ナスダックでせいぜい11000ポイント程度まで。
来週前半の高いところでは、売っておいたほうが良さそうです。