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◆前日終値

日経平均21552、米ドル107.9、長期金利-0.210、原油54、

騰落レシオ126、25日平均乖離-0.45、空売り比率45.1

 

◆寄り前動向
ダウ+0.57%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

10/14 体育の日

10/22 即位礼正殿の儀

10/29-30 FOMC

10/31 BREXIT

 

 

昨日のNYダウは続伸。

Date Open High Low Close    
Oct 10, 2019 26,317.35 26,603.31 26,314.51 26,496.67    
Oct 09, 2019 26,308.23 26,424.31 26,249.75 26,346.01

米国株式相場は上昇。ダウ平均は150.66ドル高の26496.67、ナスダックは47.04ポイント高の7950.78で取引を終了した。米国と中国が通商協議で部分的に合意するとの期待から買いが先行。明日、トランプ大統領が中国副首相と会談する予定を明らかにし、投資家心理の改善により終日堅調推移となった。

 

 

昨日の日経平均は反騰。

日付 始値 高値 安値 終値
2019年10月10日 21,456.27 21,601.46 21,308.88 21,551.98
2019年10月9日 21,359.84 21,467.77 21,359.84 21,456.38

10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比95円60銭(0.45%)高の2万1551円98銭で終えた。朝方は10日から始まる米中閣僚級協議の先行きを懸念し、売りが先行した。その後は一転して米中協議の進展を期待させる報道が相次ぎ、海外の短期筋が株価指数先物に断続的な買いを入れ、現物株指数を押し上げた。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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昨夜のNYダウが上昇となり、今日の日経平均はギャップアップのスタート。

寄付き後は上げ幅を縮小しましたが窓を埋めることはなく再上昇。

高値圏で取引を終えました。

 

SQ値21842.63には届かず、幻のSQとなりました。

この一ヶ月は先物売が強く、買っていたのはETF配当再投資のみといった状況を反映してます。

 

今晩は中国副首相とトランプ大統領の会談があります。

事前に米側から「サプライズがあるかも」とリップサービスが出ているので、10/15の関税発動延期くらいはありそうです。

 

しかし下手に米中停戦合意などすると、逆に急落する可能性もありそうです。

「合意するかも」と延々引っ張り続けたおかげで、米株は天井付近に張り付いたままです。

「合意すれば高値を更新するだろう」という思惑で、釣り上げられてきました。

しかしその間実体経済は少しずつ悪化しています。

 

米長期金利は2016年の大統領選以前の水準に戻っています。

「ここから10年の妥当な金利はこのくらいだろう」
「ドルは利を産まなくなる。米企業も利をつけられなくなる」

債券の人たちはそう考えていることになります。

 

S&P500と米長期金利を比較すると、上のようにかなり大きなカイリとなっています。

どちらかに矛盾があり、きっかけがあれば収斂するはずですが、金利のほうがカチ上がるとは考えにくいです。

金利はあくまで経済指標を見ているので。

 

矛盾があるのはやはり米株の方だと思います。

トランプ大統領の「合意するする詐欺」で、ココまで釣り上げられてしまいました。

米中会談が「協議継続」くらいでまとまれば、まだ糸は切れないかも知れませんが、あまり強く引っ張ると切れてしまうかも知れません。

 

選挙を焦るトランプ大統領が、「一年間の停戦」「一年は様子を見て、お互いに手を出さない」「一年後に再交渉」などとやってしまえば、糸が切れてしまうかもしれません。

切れれば債券の方向に収斂。

2016年水準まで米株が調整する可能性は、十分あると思います。