来週はGW前の最後の取引となります。
今年は過去に例のない10連休でもあり、ポジションの整理縮小がすすむでしょう。
連休後のギャップを心配する声とともに、あんまり動かないという声もかなり聞かれます。
実際のところどのくらい動くのでしょうか?
営業日で言うと7日間あります。
この7日間は海外市場は動いているので、当然連休後の日本株もこの間の海外市況の影響を受けます。
7営業日でどのくらい動くのか?
<上昇の場合>
7営業日あれば平均的には2.4%、大きい場合は4.6%以上動くことがあります。
仮に4/26の終値が現在と同程度の22200円と仮定すると、上昇の場合は22700円付近。場合によっては23200円以上で始まってもおかしくはありません。
<下落の場合>
7営業日あれば平均的には2.2%、大きい場合は4.9%以上動くことがあります。
仮に4/26の終値が現在と同程度の22200円と仮定すると、下落の場合は21700円付近。場合によっては21100円以下で始まってもおかしくはありません。
そして何より、ここまでの数週間が、歴史的に見ても稀な膠着状態であることも合わせて考える必要があります。
特にTOPIXは膠着感が強いですね。
日経平均で見ても2/13以降、20853-22345の7%程度の幅の中に収まっており、歴史的な膠着状態にあります。
仮にポジション縮小が進み、来週もこの値幅内で推移した場合、50営業日以上膠着が続くことになります。
50営業日あれば、平均的には15.8%、最低でも8.8%は動きます。
この最小の値幅を当てはめてみると、連休明けは22700より上、もしくは20500より下が妥当ということになります。
「10連休と言っても、いつものGWより3日程度多いだけ」「そんなに動かないだろう」という声が増えていますが、既に最小の変動率をも下回る膠着状態が長く続いており、それがいつまでも続くはずがありません。
来週は十分にポジションを縮小し、掛け捨てのオプションを仕込んでおいたほうがいいと思います。