FRB、市場の鎮火優先 利上げ一時停止も
【アトランタ=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日の講演で、世界的な株安を受けて「金融政策を柔軟に見直す」と述べ、利上げを一時停止する考えをにじませた。2019年に2回の利上げを想定していたが、引き締めに動揺する市場の火消しを優先する。利上げ路線は棚上げになる可能性があり、景気悪化への対応余地を狭めるなどFRBの苦悩は深くなる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39681860V00C19A1MM8000/
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こちらの記事の続きです。
影響はそれほど大きくないニュースですが、絵面がよかったので記事にしておきます。
歴代FRB議長が揃い踏み。景気は力強いとの認識で一致しましたが、歴代FRB議長が顔を合わせて話をしたからと言って、未来が変わるわけではありません。
このあたりはトランプ大統領と違うので注意が必要です。
同じ要人発言でもパウエル議長の談話は実体経済にそれほど影響はありませんが、トランプ大統領の言動は将来の世界経済の軌道を大きく変えます。
貿易戦争が今のままならこれまでと同じ速度で中国の景気が悪くなり、続いてアメリカの景気も悪くなります。
貿易戦争激化なら経済は急速にシュリンクし、関税を解除するなら全く別の展開になるでしょう。
談話を受けてNY株は3%を超える高騰。NYダウは一時800ドルを超える上昇となりました。
来週以降リバウンド体制になるとよいのですが、それでも11/28の”パウエルプット”の値段帯には届かないと思います。